SERIES BOOK

隔月刊行される雑誌『美術手帖』のBOOKコーナーから、とくに注目したい書籍をピックアップして紹介。

第38回

書評:展示空間から戦後芸術史を読み解く。『鈍色の戦後』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年6月号の「BOOK」2冊目は、美術だけでなく建築、デザインの分野も含めた「展示空間」から戦後日本の芸術史を検証する『鈍色の戦後』を取り上げる。

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第37回

書評:「モダニズムの神話」の解体。『アヴァンギャルドのオリジナリティ』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年6月号の「BOOK」1冊目は、ロザリンド・E・クラウスによる20世紀美術批評の最重要論集の新訳『アヴァンギャルドのオリジナリティ』を取り上げる。

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第36回

書評:戦争を表現する実践者たちの問いや葛藤。『なぜ戦争をえがくのか』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年4月号の「BOOK」2冊目は、映画監督・大川史織による、「戦争」を語る/表現する10組の実践者たちへの聞き取り調査をまとめた『なぜ戦争をえがくのか』を取り上げる。

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第35回

書評:固定観念を超えた先に見える鮮やかな絵画世界。『平壌美術 朝鮮画の正体』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年4月号の「BOOK」1冊目は、朝鮮民主主義人民共和国における美術の美学的な側面に注目し、社会主義リアリズムの概念を超えて「朝鮮画」をひもとく『平壌美術 朝鮮画の正体』を取り上げる。

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第34回

書評:その「コレクション」はいかに生まれたのか。『トライアローグ 語らう20世紀アート』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年2月号の「BOOK」2冊目は、横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館の西洋美術コレクションを一堂に集めた「トライアローグ」展のカタログを取り上げる。

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第33回

書評:"禅"の伝道者の知られざる側面に迫る。『鈴木大拙 禅を超えて』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年2月号の「BOOK」1冊目は、生誕150年を迎える鈴木大拙を様々な角度から描き出し、その全体像をとらえなおす論考集『鈴木大拙 禅を超えて』を取り上げる。

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第32回

【シリーズ:BOOK】カント美学の理論からその継承までを概説。『美学』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年12月号の「BOOK」2冊目は、美学者・小田部胤久が、カント『判断力批判』における理論やその背景、継承を概説する『美学』を取り上げる。

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第30回

【シリーズ:BOOK】アール・ブリュットの名付け親デュビュッフェによる「反文化宣言」。『文化は人を窒息させる』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年10月号の「BOOK」2冊目は、画家でありアール・ブリュットの発見者、ジャン・デュビュッフェによる文化批判の書『文化は人を窒息させる』を取り上げる。

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第29回

【シリーズ:BOOK】18世紀半ばのフランス絵画を通して「演劇性」の射程を提示する。『没入と演劇性』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年10月号の「BOOK」1冊目は、マイケル・フリードが18世紀半ばのフランス絵画を通して、美術批評における「演劇性」という言葉の射程を示す『没入と演劇性』を取り上げる。

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第28回

【シリーズ:BOOK】1980年代以降の「キュレーション的転回」とは。『キュラトリアル・ターン』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年8月号の「BOOK」2冊目は、1980年代以降の日本のアートシーンにおける「キュレーション的転回」を追う『キュラトリアル・ターン』を取り上げる。

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第27回

【シリーズ:BOOK】「現代美術館」の新たな実践に向けて。『ラディカル・ミュゼオロジー』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年8月号の「BOOK」1冊目は、美術批評家・理論家のクレア・ビショップが「現代美術」の「現代」を問い直し、ミュゼオロジーの方法論を提示する『ラディカル・ミュゼオロジー』を取り上げる。

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第26回

【シリーズ:BOOK】「私」から「わたし」へ、言葉がつくり出した作品。内藤礼『空を見てよかった』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年6月号の「BOOK」2冊目は、美術家・内藤礼の初の言葉による作品集、『空を見てよかった』を取り上げる。

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第24回

【シリーズ:BOOK】ジャンルを超えたアクロバティックな知の競演。『スポーツ/アート』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年2月号の「BOOK」2冊目は、様々な専門領域で活躍する識者たちがスポーツとアートという異色のテーマで論じる、中尾拓哉編『スポーツ/アート』を取り上げる。

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第23回

【シリーズ:BOOK】日本滞在からカイロでの晩期まで、謎に包まれた日々を20年にわたり調査。『ジェイムズ・リー・バイヤーズ 刹那の美』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年4月号の「BOOK」1冊目は、アメリカ人作家ジェイムズ・リー・バイヤーズの日本での活動からエジプト・カイロで最期を迎えるまでの知られざる実態を20年に及ぶ調査によって明らかにした、坂上しのぶ著『ジェイムズ・リー・バイヤーズ 刹那の美』を取り上げる。

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第22回

【シリーズ:BOOK】メディア様式から1950年代の美術動向をとらえ直す。『転形期のメディオロジー 一九五〇年代日本の芸術とメディアの再編成』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年2月号の「BOOK」2冊目は、1950年代の美術動向を活字・出版、映像・放送、表現・身体という3つのメディア様式から、社会・経済状況や言説空間の複層的な変動においてとらえ直す『転形期のメディオロジー 一九五〇年代日本の芸術とメディアの再編成』を取り上げる。

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第21回

【シリーズ:BOOK】「力を持つかたち」としての芸術作品。『かたちは思考する 芸術制作の分析』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2020年2月号の「BOOK」1冊目は、近代絵画、映画、パフォーマンスを「力を持つかたち」と考え、「芸術」そのものの認識のとらえ直しを試みた、平倉圭著『かたちは思考する 芸術制作の分析』を取り上げる。

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第20回

【シリーズ:BOOK】高橋由一からインターネット社会まで「リアリズム」を見つめ直す。『逆光の明治 高橋由一のリアリズムをめぐるノート』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2019年12月号の「BOOK」2冊目は、高橋由一のから人工知能やVRなどのテクノロジーまで、「主体」の問い直しを通じて「リアリズム」とは何かを再考する『逆光の明治 高橋由一のリアリズムをめぐるノート』を取り上げる。

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第19回

【シリーズ:BOOK】個人の身体経験としての「静的変容」。『ドナルド・ジャッド 風景とミニマリズム』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2019年12月号の「BOOK」1冊目は、ドナルド・ジャッドなどミニマリズムの方法を展開させたアーティストたちの実践を、その作品の構造や現実の土地・風景における身体的な経験から考察する『ドナルド・ジャッド 風景とミニマリズム』を取り上げる。

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第18回

【シリーズ:BOOK】周縁の美術が社会を変える?『裏切られた美術 表現者たちの転向と挫折 1910-1960』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2019年10月号の「BOOK」2冊目は政治と美術の関係を1910年から1960年に注目しながら問い直す 『裏切られた美術 表現者たちの転向と挫折 1910-1960』を取り上げる。

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