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隔月刊行される雑誌『美術手帖』のBOOKコーナーから、とくに注目したい書籍をピックアップして紹介。

第58回

書評:戦後美術の試金石としての具体。尾﨑信一郎『戦後日本の抽象絵画―具体・前衛書・アンフォルメル』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本から注目の書籍を紹介。2023年4月号では、尾﨑信一郎『戦後日本の抽象絵画──具体・前衛書・アンフォルメル』を取り上げる。「具体」が解散して50年が経った2022年に刊行された本書。反芸術と抽象絵画という2つの流れと結びつく具体の活動を、どのような立場から論ずるのか。近現代美術史研究・筒井宏樹が書評する。

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第57回

ゲルハルト・リヒターの絵画分析から「東北画」、石の美しさを論ずる本まで。『美術手帖』23年1月号ブックリスト

新着のアート本から毎号、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介する、雑誌『美術手帖』のBOOKコーナー。2023年1月号では、ゲルハルト・リヒターの絵画分析から東北画、石の美しさを論ずる本まで、注目の8冊をお届けする。

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第56回

書評:「人間の展示」とは何か。小原真史『帝国の祭典──博覧会と〈人間の展示〉』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2023年1月号では、小原真史『帝国の祭典──博覧会と〈人間の展示〉』を取り上げる。「博覧会の時代」とは「複製技術の時代」でもあるして19世紀半ばからのおよそ100年の国際博覧会の写真資料を一冊にまとめた本書を、彫刻家・評論家の小田原のどかが書評。

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第55回

書評:苛烈に突き進んだ「協働」の17年。卯城竜太『活動芸術論』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2023年1月号では、卯城竜太『活動芸術論』を取り上げる。Chim↑Pom from Smappa! Groupの「コレクティブ」としての活動を振り返りながら、国内外の前衛芸術運動を紹介し、ローカルとグローバルを行き来する卯城の視点を網羅した本書。美術批評家・中島水緒が書評する。

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第54回

長谷川祐子による「新しいエコロジー」のアンソロジーから、ホロコーストやパンデミックと呼応する図像の分析論まで。『美術手帖』10月号ブックリスト

新着のアート&カルチャー本から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介する、雑誌『美術手帖』のBOOKコーナー。10月号は、長谷川祐子による「新しいエコロジー」のアンソロジーから、ホロコーストやパンデミックと呼応する図像の分析論まで、注目の6冊を取り上げる。

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第53回

書評:炎上で終わらせないための孤独な自作解説。会田誠『性と芸術』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年10月号では、会田誠『性と芸術』を取り上げる。東京藝術大学在学中の1989年に会田が制作した《犬》シリーズを起点した本書。会田にとっての批評を「自己解剖」としてとらえる、中島水緒による書評。

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第52回

書評:人間と自然の危機に対する芸術論。山本浩貴『ポスト人新世の芸術』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年10月号では、文化研究者・山本浩貴の『ポスト人新世の芸術』を紹介。昨今のパンデミックを契機に、「人新世以後」における自然と芸術との関係の在り方を再考する。

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第51回

デイヴィッド・ホックニーと盟友の交流記から、杉本博司の一代記まで。『美術手帖』7月号新着ブックリスト

新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を取り上げる、雑誌『美術手帖』の「REMARKS」コーナー。7月号は画家・デイヴィッド・ホックニーと盟友の美術評論家が芸術や人生について語る交流記や、写真家・現代美術家の杉本博司が自身の人生の起伏を綴った一代記まで、注目の新刊を6冊紹介する。

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第50回

書評:気鋭の研究者が挑む、「彫刻」をめぐる言説の再評価

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年7月号では、美術批評・中島水緒が、「彫刻」をめぐる叢書『彫刻』シリーズ第2弾を取り上げ、美術史上における彫刻の言説を批評する。

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第49回

書評:「TOKYO POP」とはなんだったのか。 小松崎拓男『TOKYO POPから始まる 日本現代美術 1996–2021』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年7月号では、近現代美術史研究者・筒井宏樹が、80〜90年代に台頭した現代美術の諸相を記述した、小松崎拓男の 『TOKYO POPから始まる 日本現代美術 1996–2021』を取り上げ、「TOKYO POP」について再考する。

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第48回

書評:新たな時代のアートのための航海術とは。『ラディカント』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年4月号の「BOOK」2冊目は、批評家でキュレーターのニコラ・ブリオーが「流れ」をキーワードに新たな時代のアートを論じる『ラディカント グローバリゼーションの美学に向けて』を取り上げる。

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第47回

書評:具象と抽象の往復によって編まれる批評。『美学のプラクティス』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年4月号の「BOOK」1冊目は、哲学者・美学者の星野太による2010〜19年の論考を、「崇高」「関係」「生命」をテーマにまとめた『美学のプラクティス』を取り上げる。

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第46回

書評:現代の芸術実践にはいかなる革命が可能か? 『流れの中で インターネット時代のアート』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年2月号の「BOOK」2冊目は、批評家のボリス・グロイスが「流れ」をキーワードに新たな時代のアートを論じる『流れの中で インターネット時代のアート』を取り上げる。

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第45回

書評:「世界をかたちにしていく」営為としての彫刻。『彫刻の歴史 先史時代から現代まで』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2022年2月号の「BOOK」1冊目は、彫刻家アントニー・ゴームリーと批評家マーティン・ゲイフォードが古今東西の彫刻について語る『彫刻の歴史 先史時代から現代まで』を取り上げる。

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第43回

書評:皮肉とユーモアを交えて「アート」への疑問に答える。『みんなの現代アート』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年12月号の「BOOK」1冊目は、ターナー賞受賞アーティストのグレイソン・ペリーが、個人的経験からユーモアを交えて現代アート界やその構造を解説する『みんなの現代アート』を取り上げる。

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第44回

書評:デジタル・グローバリゼーション時代におけるアートの機能とは。『デューティーフリー・アート:課されるものなき芸術』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年12月号の「BOOK」2冊目は、アーティストのヒト・シュタイエルが、高度にコンピュータ化された時代のアート・政治・テクノロジーの交差を論じる『デューティーフリー・アート:課されるものなき芸術』を取り上げる。

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第42回

書評:戦後日本美術研究の金字塔となるべき一冊。『美術批評集成 1955-1964』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年10月号の「BOOK」1冊目は、1955年から64年まで、日本美術に関わる批評や作家の言葉をまとめたアンソロジー『美術批評集成 1955-1964』を取り上げる。

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第41回

書評:日本写真史における「スナップの美学」とは何か。『ありのままのイメージ』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年10月号の「BOOK」2冊目は、日本の近現代写真史を「スナップの美学」という観点から整理する『ありのままのイメージ スナップ美学と日本写真史』を取り上げる。

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第40回

書評:式場隆三郎のエネルギーに共鳴する1冊。『式場隆三郎[腦室反射鏡]展図録』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年8月号の「BOOK」2冊目は、精神科医でありながら、民藝運動からゴッホ論、精神病理学入門にいたるまで健筆をふるい、多彩な活動を行った式場隆三郎の足跡を紹介する『式場隆三郎[腦室反射鏡]展図録』を取り上げる。

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第39回

書評:その「不在」から見るデュシャンの受容史。『日本現代美術とマルセル・デュシャン』

雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本から注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2021年8月号の「BOOK」1冊目は、その「不在」から日本におけるデュシャンの受容史をたどる『日本現代美術とマルセル・デュシャン』を取り上げる。

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