SERIES

第16回

【今月の1冊】同時代のイタリア美術から、フォンタナを読み解く

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年1月号では、イタリア20世紀美術の展開を参照しながら、イタリア現代美術を代表するアーティストのひとり、ルチオ・フォンタナの活動を追う、谷藤史彦の『ルチオ・フォンタナとイタリア20世紀美術─伝統性と革新性をめぐって』を取り上げた。

SERIES / 今月の1冊

第9回

映像と取り残される身体 中尾拓哉が見たバンコクナイツ展

富田克也が監督し、映像制作集団・空族が製作した映画『バンコクナイツ』のメイキングや撮影風景映像によるインスタレーション作品が、山口情報芸術センター[YCAM]にて公開された(9月24日〜11月6日)。合計5面のスクリーンに「映画に映らない画」が映し出された本展を、映像と鑑賞者の身体の関係性に切り込みながら、中尾拓哉がレビューする。

第11回

櫛野展正連載11:アウトサイドの隣人たち ゲームこそ我が人生

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちにインタビューし、その内面に迫る連載の第11回は、関心の赴くままに独自の絵画世界を構築する、渡部敏昭を紹介する。

第10回

櫛野展正連載:アウトサイドの隣人たち ⑩記憶を包む極小絵画

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。現在、ギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちにインタビューし、その内面に迫る連載の第10回は、記憶をひもとき細密な絵を描く、大竹徹祐を紹介する。

第14回

【今月の1冊】バタイユによる「異端」のマネ論、新訳版

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2016年11月号では、20世紀フランスの哲学者、ジョルジュ・バタイユが、独自の切り口で近代絵画の巨匠・マネを読み解く『マネ』を取り上げた。

SERIES / 今月の1冊

第6回

景色の成立とメディウム 中尾拓哉が見た児玉画廊「風景の空間」

東京・白金高輪の児玉画廊にて、大谷透、太中ゆうき、貴志真生也、関口正浩、中川トラヲ、和田真由子の6名の気鋭の作家たちによるグループ展「風景の空間」が開催された(2016年7月9日〜8月13日)。多種多様な表現方法を持つ作家が参加した本展を、制作方法や媒体とイメージの関係性、作品とそこにおける「風景」の成立という観点から、中尾拓哉がレビューする。

第9回

櫛野展正連載:アウトサイドの隣人たち ⑨8人目のビーナス

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。現在、ギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちにインタビューし、その内面に迫る連載の第9回は、独学で自分の才能を信じ続ける芸術家・福永普男を紹介する。

第13回

【今月の1冊】絵巻から抽象まで、「風景画史」を語り尽くす大著

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2016年10月号では、古今東西の風景画を網羅した、全3巻に及ぶ山梨俊夫の大著『風景画考 世界への交感と侵犯』を取り上げた。

第12回

【今月の1冊】色彩をみる目を養うジョセフ・アルバースの啓蒙書

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2016年9月号では、ドイツ生まれの画家・美術教育者、ジョセフ・アルバースによる、色彩研究の成果をまとめたテキスト『配色の設計 色の知覚と相互作用』を取り上げた。

第8回

櫛野展正連載:アウトサイドの隣人たち ⑧家族をつなぐ壁新聞

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたキュレーター・櫛野展正。現在、ギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちにインタビューし、その内面に迫る連載の第8回は、40年以上にわたって一家の出来事を新聞にしている山田義廣・トヨ子夫妻を紹介する。

第5回

「愛」の感触を語る。地主麻衣子「新しい愛の体験」展

1984年生まれの地主麻衣子(じぬし・まいこ)は、大学在学中にドローイングや小説を制作、2010年から映像を撮り始め、これまでさまざまなメディアを組み合わせた作品で独創的な表現方法を探究してきた。HAGIWARA PROJECTS(東京・初台)で開催した個展「新しい愛の体験」では、タイのチェンマイで現地の女性との対話を撮影した映像作品を発表。「愛」をテーマに紡がれる被写体と撮影者のコミュニケーションの記録を、中尾拓哉がレビューする。

第11回

【今月の1冊】「参加型」を考える、クレア・ビショップの話題作

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2016年8月号では、近年興隆を見せる「参加型アート」の意義を再考する、クレア・ビショップの著書『人工地獄 現代アートと観客の政治学』を取り上げた。

第7回

櫛野展正連載:アウトサイドの隣人たち ⑦ピン球入魂の道化師

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたキュレーター・櫛野展正。現在はギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちにインタビューし、その内面に迫る連載の第7回は、「へのへのもへじ」に囲まれた卓球場を運営している斎藤善郎さんを紹介する。

第4回

空間で展開される色光。細倉真弓「CYALIUM」展

1979年生まれの細倉眞弓は京都府出身、高校生の頃の「ガーリー写真」ブームをきっかけに写真を始め、国内外で数多くの個展やグループ展に参加している。G/P galleryで開催した個展「CYALIUM」のタイトルは、化学発光による照明器具「CYALUME(サイリューム)」に金属元素の語尾「IUM」を加えた造語である。写真現像の暗室から着想を得た作品を発表した本展を、中尾拓哉がレビューする。