江戸東京博物館でリニューアル記念特別展「洋館 明治の夢と挑戦」開催。幻の国会議事堂案も日本初公開

大規模改修を経てリニューアルオープンした江戸東京博物館。その幕開けを飾る特別展の第2弾として、日本の近代化の象徴である「明治の洋館」をテーマにした展覧会「洋館 明治の夢と挑戦」が開催される。

エンデ&ベックマン《国会議事堂案 外観透視図》(1887-88頃) ベルリン工科大学建築博物館蔵 Architekturmuseum der Technischen Universität Berlin, Inv. Nr.20190

 大規模改修を経てリニューアルオープンを迎えた東京都江戸東京博物館。その幕開けを飾る特別展の第2弾として、日本の近代化の象徴である「明治の洋館」をテーマにした展覧会「洋館 明治の夢と挑戦」が開催される。会期は6月23日〜8月23日。

 文明開化の足音が聞こえる明治期。江戸から明治への転換は、建築においても有史以来の劇的な変化をもたらした。本展は、重要文化財や日本初公開資料を含む200点以上の膨大な資料を通じ、人々が建築に託した「夢」と、未踏の技術に挑んだ「挑戦」の軌跡を紹介するものだ。

《第⼀国立銀行》(1872-80頃) 東京都江戸東京博物館蔵

 本展の最大の特徴は、たんなる図面の展示に留まらず、当時の「都市の空気感」を立体的に再現する空間演出にある。

 展示会場では、第一国立銀行や鹿鳴館、渋沢栄一邸といった、かつての東京を彩った名建築がパノラマ的な手法で再現されるという。水辺の活気や都市の喧騒、そして洋館の中に流れていた時間そのものを、音や動きを交えた演出によって追体験できる構成だ。建築ファンのみならず、当時の人々が抱いた「驚き」を身体的に感じられる展示となるだろう。

編集部