高輪ゲートウェイのMoN Takanawa: The Museum of Narrativesが「世界で最も美しいミュージアム 2026」リストに選出

高輪ゲートウェイに今年開館した「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」が、ユネスコによる世界的建築賞「Prix Versailles(ベルサイユ賞)」の「The World's Most Beautiful Museums 2026(世界で最も美しいミュージアム 2026)」のリストに選出された。

MoN Takanawa: The Museum of Narratives Photo: Yasuyuki TAKAKI

 高輪ゲートウェイに今年開館した「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」が、ユネスコによる世界的建築賞「Prix Versailles(ベルサイユ賞)」の「The World's Most Beautiful Museums 2026(世界で最も美しいミュージアム 2026)」のリストに選出された。日本のミュージアムの選出は、2024年の下瀬美術館(広島県大竹市)に続く2館目。

MoN Takanawa: The Museum of Narratives Photo: Yasuyuki TAKAKI
MoN Takanawa: The Museum of Narratives Photo: Yasuyuki TAKAKI

 ベルサイユ賞は2015年にユネスコ本部にて創設された、世界各地の優れた現代建築プロジェクトを顕彰する建築賞。審査においては革新性や創造性に加え、地域遺産の反映、生態系への配慮、社会的交流と参加の価値など国連が重視する要素を評価する「インテリジェント・サステナビリティ」の原則に基づいている。たんなる造形美にとどまらず、建築が環境・社会・文化に与える影響を含めて評価される点が特徴で、MoN Takanawaはミュージアム部門において選出された。

 今回の選出に際して、外装設計を担当した建築家・隈研吾は次のようにコメントを寄せている。「都市の中にひとつの緑の丘をつくろうと考えました。その丘のスロープは、建物の内外を自由に行き来しながら、アートとパフォーマンスと情報の間を自由に行き来し、いままでのミュージアムでは絶対に得られなかったような『自由』を獲得するのです。これは、都市に緑を復活させる試みであるだけではなく、都市に自由を復活する挑戦です」。

 また世界ベルサイユ賞機構のジェローム・ガダン事務総長は、「第12回ベルサイユ賞の幕開けにあたり、MoN Takanawa はその建築コンセプトで、世界の新設ミュージアムの中でひときわ存在感を放っています。この卓越した文化コンソーシアムが都市に溶け込む様は、サステナブルな建築の実現における野心的かつ深くインスピレーションを与える好例として、東京に新たな可能性を示しています」との評価を寄せている。

 なお今回は同館以外に、ザイード国立博物館、深セン科学技術館、雪蕾(しゅれい)香水博物館、ロスト・シュテットル博物館、国立名誉勲章博物館、イスラム文明センターが選出。最優秀賞、内装特別賞、外装特別賞は、今年末の授賞式で発表される。