
日本美術のスペシャリスト・山口桂がクリスティーズジャパン代表取締役社長に就任。老舗オークションハウスの今後について聞く
世界2大オークションハウスのひとつ、クリスティーズ。その日本法人であるクリスティーズジャパンの代表取締役社長に、東洋美術部門インターナショナル・ディレクターでシニア・バイス・プレジデントの山口桂が就任した。これまで数々のセールを手がけてきたスペシャリストは、日本でこの老舗オークションハウスをどこに導くのか? 本人に話を聞いた。

世界2大オークションハウスのひとつ、クリスティーズ。その日本法人であるクリスティーズジャパンの代表取締役社長に、東洋美術部門インターナショナル・ディレクターでシニア・バイス・プレジデントの山口桂が就任した。これまで数々のセールを手がけてきたスペシャリストは、日本でこの老舗オークションハウスをどこに導くのか? 本人に話を聞いた。

東京都中野区にある豊多摩刑務所正門。建築家・後藤慶二の代表作であり、大正期の日本のモダニズム建築を代表するこの建築のあり方について、中野区が意見を募集している。

京都市立芸術大学の150年におよぶ歴史を、同大学芸術資料館のコレクションからたどる「京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品活用展」として、田村友一郎による展覧会「叫び声/Hell Scream」が開催された。土地や歴史のリサーチを通して、独自にコンテクストを見出し物語を紡ぐ作風で知られる田村が、本展でみせた手腕とは。同大学特任講師を務め、作家、研究者としても活動する砂山太一が読み解く。

写真家・川島小鳥の新作写真集『つきのひかり あいのきざし』の出版記念展が、東京のGALLERY MoMo Ryogokuで開催される。本著は、女優・尾野真千子とともに台湾と奈良を旅し、共有した時間を、自身初となるモノクローム写真で収めたもの。会場では、写真集に収録されなかった作品も見ることができる。会期は10月20日~11月18日。

「京都で、つながる。京都で、ふれあう。」をテーマに、「映画」「アート」「その他」のプログラムを京都各所で展開する京都国際映画祭2018がスタートした。会期は10月11日〜14日の4日間。

1811年にエペルネに創立したシャンパーニュ・メゾン、ペリエ ジュエがイギリス人アーティスト、ベサン・ローラ・ウッドとのコラボレーション作品を「DESIGNART TOKYO 2018(デザイナート・トーキョー2018)」で世界初披露することが決定した。会期は10月19日〜28日。

宮城県石巻市の各所を舞台に、ツアー形式で会場を巡る展覧会「新しい民話のためのプリビジュアライゼーション」が開催中。会期は10月28日まで。

フィンセント・ファン・ゴッホの《蝶の舞う庭の片隅》(1887)が、クリスティーズニューヨークの印象派近代絵画イブニングセールに出品される。同作がオークションに出品されるのは今回が初めて。

ルイ・ヴィトンは現在開催中の「フェルメール展」に際し、《牛乳を注ぐ女》のための特製トランクを製作したことを明らかにした。10月10日にリニューアルオープンしたルイ・ヴィトン 三越日本橋店で展示されている。

7年にわたるベルリンでの生活を経て、今年より名古屋を拠点とする秋吉風人。秋吉は自身の制作において、ルールや偶発性の導入、多様な技法の混合、制作過程の可視化、物質性の強調といった手法を用いながら、絵画を絵画たらしめるものとは何かを問い続けてきた。「個人と個人」「個人と社会」がテーマの新シリーズを発表した個展「We meet only to part : 逢うは別れ」を、美術批評家の沢山遼がレビューする。

インターネットカルチャーをバックグラウンドに、多種多様な「キャラクター」をモチーフとしたドローイングや絵画作品を制作してきた藤城噓。近年は都市文化や自然科学から着想を得た作品も手がけるなど、新たな試みを展開し続けている。いっぽう、大学在学中の2009年に、美術を通して社会実験を行う「カオス*ラウンジ」のメンバーとしても精力的に活動してきた藤城。ギャラリーαMで展示を行った作家にこれまでの軌跡と美術館、共同体と個人の活動の関係性について話を聞いた。

第26回
ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第26回は、独学で3DCGソフトを習得し、オリジナルのキャラクターを描く新井啓介を紹介する。

10月5日、イギリス出身の女性アーティスト、ジェニー・サビルの油彩画《Propped》が、現存女性アーティストの過去最高額である950万ポンド(約14億円)で落札された。大きな女性の肉体をモチーフとしたサビルの記録は、女性作家に対する再評価の機運が高まっていることを反映しているという。

アーティストの最新動向を知るために、いま、まずチェックすべきはInstagramだろう。アーティストたちは何を考え、何を見て、どんな作品に取り組んでいるのか。作品の裏側を明かす画家から、日々を独自の視点で切り取る写真家まで、Instagramでフォローしたいアーティストをピックアップ。日本編に続く海外編は2回に分けてお届けする。

近江八幡旧市街を舞台に2001年から始まった「BIWAKOビエンナーレ」が今年、8回目の開催を迎えた。国内外約70組のアーティストが参加する今回の見どころとは?

10月6日、「ニュイ・ブランシュ 台北 2018」が、台北市内の中山北路を中心に開催された。アジア最大のパブリックなアートイベントのひとつであるこのイベントの魅力を、レポートでお届けする。

第34回京都賞(思想・芸術部門)を受賞する美術家のジョーン・ジョナス。ビデオ・パフォーマンスなどを用いながら独自の視覚言語を創造してきたジョナスによるワークショップ「パフォーマンスとメディア・アートのラディカリズム-ジョーン・ジョナスとその変遷あるいは継承-」がロームシアター京都で開催される。開催日時は11月14日 19:00〜。

見る者の常識を揺さぶるような作品で知られるレアンドロ・エルリッヒが、新たなプロジェクトを発表した。10月5日から18日までのあいだ、5つの大規模なハイパーリアルなスポーツボールがアルゼンチン・ブエノスアイレスのオリンピック・フォーラムとユースオリンピックに出現する。

エアロゾル・ライティングのヴィジュアルを再解釈する作品で知られるアーティスト、大山エンリコイサムの個展「Black」が、東京・天王洲のTakuro Someya Contemporary Artで開催される。会期は11月22日〜12月22日。

今日の日本の美術教育を紹介する展覧会「美術の授業ってなんだろう?」が、上野の東京藝術大学で開催される。本展では、特別支援学校を含む幼稚園から大学までの美術の授業を作品・パネル・動画で展示。アーティストや教育関係者と問題意識を共有する機会となるだろう。会期は10月2日〜21日。