ロンドンとニューヨークに次ぎ、フリーズが2019年2月14日から17日まで、ロサンゼルス・ハリウッドのパラマウント・ピクチャーズ・スタジオで新しいアートフェア「フリーズ・ロサンゼルス」を開催する。
1991年にロンドンで創刊された現代美術と文化の専門誌である『フリーズ(frieze)』を刊行しているフリーズ社は、2003年から毎年10月にロンドンのリージェンツ・パークでアートフェア「フリーズ・ロンドン」を開催。その後2012年5月には、ニューヨークのランドールズ・アイランド・パークで「フリーズ・ニューヨーク」を立ち上げ、以降毎年5月にフェアを行ってきた。
「フリーズ」フェアのディレクター、ビクトリア・シッドルは、フリーズ・ロサンゼルスの開催についてこうコメントしている。「ロサンゼルスには、非常に多くの優れたアーティストやライターが住んで働いています。また、国際的なアート・ワールドで極めて重要な役割を果たす美術館やギャラリー、美術学校などもある都市です。フリーズ・ロサンゼルスは、この豊かなカルチャーシーンに新たな一面を加えます。」
今回のフェアには、地元ロサンゼルスのギャラリーに加え、全米および世界中から約70のギャラリーが集結。そのほか、キュレーターと共同で企画されたトークや音楽、映画、アーティストによるプロジェクトなど様々なプログラムも行われる予定。
なお、ロンドンとニューヨークの「フリーズ」アートフェアと同じように、「フリーズ・ロサンゼルス」開催期間中には、地元のギャラリーや組織と連携した「フリーズ・ウィーク」も開催される。フェアの会場を超え、ロサンゼルスの多面的で進化し続けるアートやカルチャーシーンを体験できるだろう。