第105回

「事故と死」を考える。 椹木野衣が見た「Death Line」展

過去に重大な交通事故を経験したという共通点を持つ、弓指寛治、ALI-KA、小林Aの3名の共同キュレーションにより、今年3月に開かれた「Death Line」展。それぞれが直面した「事故と死」に改めて向き合い、作品を通して「死」について深く考えることを目指した本展を、椹木野衣がレビューする。

REVIEW

第14回

櫛野展正連載14:アウトサイドの隣人たち 漆喰に浮かぶ伝統美

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載の第14回は、鏝絵を現代に継承する三浦辰彦を紹介する。

最愛の友人へ。 追悼 任航(レン・ハン)

中国の若手写真家・任航(レン・ハン)が2017年2月24日に亡くなった。深く親交のあったギャラリスト・中橋健一が、29歳という若さでこの世を去った大切な友人に、追悼文を捧げた。  

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