銃後の女性たちからとらえる「戦争の空気」。能勢陽子評「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」、「爆心へ」

戦後80年の今年、日本各地では戦争を題材にした展覧会・アートプロジェクトが多く開催された。そのなかから、「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」(東京国立近代美術館)およびコレクティブ「爆心へ」の試みをレビュー。銃後の女性に着目し、戦争をめぐる新たなナラティブについて考える。

REVIEW

進化したJW ANDERSON。新たなロンドン旗艦店は現代の「驚異の部屋」?

ファッションデザイナー、ジョナサン・アンダーソンが率いる「JW ANDERSON(JW アンダーソン)」は、ファッションアイテムとともにアンダーソン自身のキュレーションで選ばれたホームウェアなども取り扱うブランドとして大きな進化を遂げた。ロンドン・ファッションウィーク中にロンドン旗艦店でお披露目された新コレクションをレポートする。

NEWS / REPORT

もつれあう自然とテクノロジー──ソフィアクレスポ/ エンタングルドアザーズが語るAI時代の芸術のあり方

AIを駆使し、存在しない生物を創出する気鋭のアーティスト「エンタングルドアザーズ」(ソフィア・クレスポとフェイレカン・カークブライド・マコーミック)。自然とテクノロジーがもつれあうその作品から、私たちはいかなる生命像を見出せるのか。

INTERVIEW / PROMOTION

武蔵野美術大学で「甦るポストモダン——倉俣史朗、小松誠、髙﨑正治、デザインの人間主義」が開催。ポストモダンの「異議申し立て」の精神をデザインから問う

武蔵野美術大学 美術館・図書館で、ポストモダンの「異議申し立て」の精神がデザインに与えた影響を考える「甦るポストモダン──倉俣史朗、小松誠、髙﨑正治、デザインの人間主義(ヒューマニズム)」が開催される。会期は11月24日〜12月21日。

NEWS / EXHIBITION

地域レビュー(東京):山﨑香穂評「野村在 どうしようもなくかけがえのない」、「クリスティーン・サン・キム」

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事は、山﨑香穂(東京都写真美術館学芸員)が今年7月から9月にかけて東京で開催される展覧会のなかから、「野村在 どうしようもなくかけがえのない」、「MAMプロジェクト033:クリスティーン・サン・キム」を取り上げる。2つの展示から、「聞く」以外の行為による「音」との対峙について考察する。

REVIEW