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ターナーとコンスタブルはなぜ「ライバル」だったのか? テート・ブリテンで読み解く風景画の転換点

イギリスでもっとも愛されていると言っても過言ではない、2人の風景画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーとジョン・コンスタブル。この2人の展覧会「ターナーとコンスタブル:ライバルとオリジナル」が現在ロンドンのテート・ブリテンで開催中だ。その様子をレポートする。

文=坂本みゆき

展示風景より © Tate Photography (Yili Liu)

同時代ながらも相反する2人の画家

 ロンドンの雑然としたコヴェントガーデンで床屋を営む家族のもとに生まれたターナーと、その1年後にイングランド南東部サフォークの裕福な商家に誕生したコンスタブル。出生の違いだけでなく、10代半ばから若きスターとして脚光を浴び、水彩画の複写などの副業しながらまっしぐらに画家への道を突き進んだターナーと、家業を継ぐべきか悩みつつも、経済的に恵まれた環境で芸術的技法の研究に専念できたコンスタブル。本展では、相反する歩みをたどった2人の画家の作品をクロニクルに追いながら、その人生と後世に残したものを検証していく。

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 自画像 1799 Tate
リチャード・レイネーグル ジョン・コンスタブル 1799 National Portrait Gallery, London.
展示風景より、展覧会冒頭にあるターナーとコンスタブルの年表 撮影=筆者

それぞれを個別に深く掘り下げる

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