
オバケだから言えること。塚本麻莉評「原田裕規個展 Shadowing」
今年夏、広島のアートスペース「THE POOL」で開催された原田裕規の個展「Shadowing」。原田がハワイで知り合った日系アメリカ人たちをモデルに制作したデジタルヒューマン/映像作品《Shadowing》を中心とした本展を、高知県立美術館学芸員の塚本麻莉がレビューで振り返る。

今年夏、広島のアートスペース「THE POOL」で開催された原田裕規の個展「Shadowing」。原田がハワイで知り合った日系アメリカ人たちをモデルに制作したデジタルヒューマン/映像作品《Shadowing》を中心とした本展を、高知県立美術館学芸員の塚本麻莉がレビューで振り返る。

2023年10月末で閉場する現・国立劇場。その姿を人々の記憶に留め、後世へ伝えるため、「初代国立劇場さよなら記念」の一環として、国立劇場をモチーフとした浮世絵(木版画)を新たに制作するプロジェクトがスタートする。

17回目となる日本最大級のアート見本市「アートフェア東京2023」が会期を発表。2023年3月10日〜12日に東京国際フォーラムを会場に開催される。

第8回
2月末から海外研修先として、黒海とカスピ海のあいだにある小国・ジョージアに滞在している画家の庄司朝美。渡航直前の2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始された。隣国ともいえるウクライナの情勢を身近に感じながら、独自の文化を育んできたジョージアの首都トビリシからお届けする連載。ワインづくりに向かう10月、ジョージアは特別な月を迎える。

映像をおもな表現方法としてインスタレーション作品を展開する現代アーティスト・泉太郎。その個展「Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎」が東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。会期は2023年1月18日〜3月26日。

世界中で高い人気を得ている日本のマンガだが、その隆盛を支えてきたのはマンガ雑誌であった。本記事ではマンガを語るうえで頻繁に取り上げられる物語や絵ではなく、とくにマンガ雑誌における「文字」の歴史がいかなるものであったのかを、『週刊少年ジャンプ』を例にひも解いていく。

森美術館設立準備室やニューヨーク近代美術館(MoMA)での勤務経験を活かして、アートの世界を描いた物語を世に送り出してきた小説家・原田マハ。その作品のうち、「一枚の絵」との出会いによって生まれた小説4選を、作中で鍵となる絵画を所蔵・展示する美術館とともに紹介する。

年間多数の展覧会に訪れるアートライター・齋藤久嗣が、美術鑑賞のお悩みを解決。さらに展覧会を楽しむための10のヒントをお届けします。

今年、ウクライナで7点の新作を発表したバンクシーが、新たなプロジェクトを発表した

東京・新宿の文化学園服飾博物館で、「紅白 夢の競演!─さまざまな国の“赤”と“白”─」が始まった。「赤」と「白」の2色に注目し、日本の着物からアジアやアフリカの民族衣装、ヨーロッパのドレスなど、約40ヶ国の衣装が集結している。会期は2023年2月14日まで。

おもに映像の技法を用いて、セクシュアリティ、ジェンダーへの問題を追究する美術家・百瀬文。その個展「百瀬文 口を寄せる」が青森県の十和田市現代美術館でスタートした。

ホリデーシーズンのプレゼントは、自宅でアートに親しむことができる「アートグッズ」はいかがだろうか。アートファンはもちろん、アートへの入口にも最適なギフトを、都内のミュージアムショップや専門店からピックアップして紹介する。

第66回
具体美術協会(具体)の回顧展「すべて未知の世界へ ― GUTAI 分化と統合」の開催にあわせて、雑誌『美術手帖』1979年3月号より、吉原治良の秘書役も務めていた吉田稔郎の文章を公開。「具体美術宣言」をはじめとした吉原治良の語録を通じて、具体の精神が語られる。

2023年4月15日〜5月14日に開催を予定されている「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2023」が詳細を発表した。14会場で展開される14のメインプログラムのほか、サテライト・イベント「KG+」や、新たなミュージックフェスティバル「KYOTOPHONIE」も初めて開催される。

2008年に東京・銀座で開業し、20世紀の日本人アーティストを中心に扱うギャラリー林が、現代の若手作家も積極的に紹介するGALLERY HAYASHI + ART BRIDGEに生まれ変わった。若きふたりのディレクター、林晃輔と鈴木篤史に話を聞いた。

1984年より開催されている、世界でもっとも重要なビジュアルアート賞のひとつであるターナー賞。今年の受賞者はヴェロニカ・ライアンに決定した。

現代イギリスを代表するアーティストのひとり、デイヴィッド・ホックニーの大規模な個展が、2023年7月15日〜11月5日に東京都現代美術館で開催される。初期から現在まで100点以上の作品が紹介予定だ。

「OIL by 美術手帖」がお送りする、アーティストの対談企画。今回は、自身の内なるストーリーに忠実に画面を紡いでいく、やましたあつこと、絵画のみならずその空間までを生み出そうとする内海聖史が登場。ふたりはこの秋、千葉県成田市にあるARTSTAY maison FUWARIで同時に個展を開催した。その縁に導かれて、この対談が実現することに。それぞれ自らの表現とどう向き合っているのか、その相違と共有点を探り合った。

京都・烏丸の「HOSOO GALLERY」で、デザイナー/現代美術家の髙橋大雅の展覧会「Texture from Textile Vol.2 時間の衣—髙橋大雅ヴィンテージ・コレクション」が23年3月まで開催中だ。また、総合芸術空間「T.T」と京都建仁寺塔頭両足院でも関連展覧会が開催されている。

第2回
20世紀のファッションフォトグラフシーンを代表するヘルムート・ニュートンと、写真家やミュージシャン、DJとして活躍しているニコラス・テイラーの2人展「WAS HERE」がアルフレックス玉川で開催されている。会期は12月26日まで。