「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」とのパートナーシップを3年継続するグローバル・ラグジュアリー・グループ、「ケリング」。同社が「KYOTOGRAPHIE 2023」(4月15日~5月14日)における石内都と頭山ゆう紀による展覧会「A dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama | 透視する窓辺」の支援を発表した。
ケリングは、グッチ、サンローラン、ボッテガ・ヴェネタなどのハイブランドを傘下に持つグローバル・ラグジュアリー・グループ。2015年のカンヌ国際映画祭において映画界で活躍する女性たちに光を当てるプログラム「ウーマン・イン・モーション」を発足して以来、その活動領域を写真、アート、音楽、ダンス、文学の分野に広げてきた。KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭では21年からパートナーシップ契約を結び、女性写真家の認知度向上と男女平等に貢献している。
同プログラムが支援を発表したのは「KYOTOGRAPHIE 2023」の参加アーティストである日本を代表する写真家・石内都と、若手作家・頭山ゆう紀による展覧会だ。同展では、母を1人の女性としてとらえ、母の遺影を撮影した石内による「Mother’s」シリーズと、頭山による友人の死をきっかけに撮影を始めた「境界線13」シリーズ、祖母を介護し看取るまでの日々を写した最新作の展示が予定されており、世代を超えた作家同士のまなざしが窺えるものとなる。