
第13回
WORLD REPORT「ベルリン」:ウクライナ戦争と公私共同アートプロジェクト
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年1月号の「ベルリン」では、ロシア軍によるウクライナ侵攻直後から3月にかけてベルリンに避難してきた若いアーティストを対象に、ウクライナ人自身が発案したアートプロジェクト「ウクライナ文化コミュニティ(UCC)」の活動を追う。

第13回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2023年1月号の「ベルリン」では、ロシア軍によるウクライナ侵攻直後から3月にかけてベルリンに避難してきた若いアーティストを対象に、ウクライナ人自身が発案したアートプロジェクト「ウクライナ文化コミュニティ(UCC)」の活動を追う。

オランダのアムステルダム国立美術館が「史上最大規模」のフェルメール展を開催する。同館所蔵のフェルメール作品4点に加え、《真珠の耳飾りの少女》や《天秤を持つ女》など世界中の美術館から集めたフェルメールの作品を展示予定となっている。

「T-HOUSE New Balance」で、現場の工事中の大工がつくる即席家具「まかない家具」に焦点を当てた、長坂常によるインスタレーション「まかない家具展」が開催される。

三菱一号館美術館の長期休館前最後の展覧会として「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」が開催される。会期は2月25日〜4月9日。

長野県松本市に点在するノスタルジックな建築物の数々を会場に作品を展示することで、建築と美術の対比・融合・共鳴を提示する「マツモト建築芸術祭」が2回目の開催を迎えた。

東京藝術大学が、卒業および修了制作のなかからとくに優秀な作品を選定し、買い上げてきた作品を一堂に展示する「『買上展』藝大コレクション展2023」が東京藝術大学大学美術館で開催される。

第1回
2022年、ICOM(国際博物館会議)が新たな「ミュージアム」の定義を採択した。時代とともに変化するミュージアムの世界を、博物館学の専門家である東京藝術大学大学美術館の熊澤弘准教授がご案内する。初回はイントロダクションとして、ミュージアムの基本要素をおさらい。

2022年度を最後に、25年の歴史に幕を下ろした「文化庁メディア芸術祭」。その歴史を受賞作品の紹介や展示で振り返る展覧会「文化庁メディア芸術祭25周年企画展」が、天王洲の寺田倉庫B&C HALL / E HALLで開幕した。

ミスミグループ創業者の田口弘によって始まり、長女の田口美和が参画し拡充に努める現代アートのコレクション「タグコレ」。同コレクションを紹介する展覧会「タグコレ 現代アートはわからんね」が、角川武蔵野ミュージアムで始まった。

京都市美術館の開館90周年を記念した展覧会「竹内栖鳳(仮)」が開催される。会期は10月7日~ 12月3日。

第8回
経済発展を背景に、中国では毎年新しい美術館・博物館が続々と開館し、ある種珍異な光景を見せている。本連載では、そんな中国の美術館生態系の実態を上海在住のキュレーター・金澤韻が案内。第8回は、2012年に開館した「OCAT上海」をお届けする。

昨年3月25日に開園30年を迎えた長崎のハウステンボスが、30周年のフィナーレとして開園以来収蔵しているハウステンボスコレクションを一挙公開する。会期は2月11日〜5月31日。

「モノにモノの名前を書く」という独自のスタイルを確立し、近年、評価が高まりつつある書家・山本尚志。その個展「ナミ」が福岡のArtist Cafe Fukuokaで開催される。会期は2月3日〜3月31日。

1949年に創業し、「黄色い筆洗バケツ」など美術の授業でよく使われる文具用品を数多くつくってきたメーカー・ツボヨネ製作所が、3月末を以て廃業することを発表した。

村上隆の国内では8年ぶりの個展が、京都市京セラ美術館で来年開催されることがわかった。会期は2024年2月3日〜6月30日。

今週開幕/閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

「映像とは何か」を問い続ける国際フェスティバル「恵比寿映像祭2023」が東京・恵比寿の東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所ほかでスタート。3年ぶりの大規模開催となる本映像祭では、アートと技術との対話の可能性について考察する。

浮世絵の名手・歌川広重の作品のなかでも、そこに描かれた「おじさん」に着目したユニークな展覧会「広重おじさん図譜」が、太田記念美術館で始まった。会期は3月26日まで。

細密なタッチで、愛らしくも怖さを兼ね備える生物や少女、空想と現実を行き交う世界観を描く画家・絵本作家のヒグチユウコ。その大規模個展「ヒグチユウコ展 CIRCUS FINAL END」が森アーツセンターギャラリーで開幕した。全国9会場を経て東京に帰還した本展には幕引きを思わせる副題が冠されており、「CIRCUS」の世界観を堪能できる最後のチャンスになっている。会期は4月10日まで。

福岡市美術館で「田中千智展 地平線と道」が開催されている。個展の会期は3月21日まで、壁画の展示は2025年12月末まで行われる。