
第36回
[ARTIST IN FOCUS]オトボン・ンカンガ:自然環境と人間の「つながり」を語り直し、共感的な関係性を模索する芸術実践
自然と人間のあいだにある歴史と記憶に着目し、多様なメディウムを用いて、その社会的・政治的・物質的関係を検証し、新たに語り直す作品を発表するオトボン・ンカンガ。金沢21世紀美術館での個展に際し、彼女の作品に潜む物語や対話、そしてアートの可能性について話を聞いた。

第36回
自然と人間のあいだにある歴史と記憶に着目し、多様なメディウムを用いて、その社会的・政治的・物質的関係を検証し、新たに語り直す作品を発表するオトボン・ンカンガ。金沢21世紀美術館での個展に際し、彼女の作品に潜む物語や対話、そしてアートの可能性について話を聞いた。

箱根にある彫刻の森美術館は、新収蔵作品として草間彌生《われは南瓜》(2013)を屋外展示場の一角に展示する。

日本でもっとも長い歴史を持つアートフェア「アートフェア東京20」が3月12日、東京国際フォーラムで開幕した。日本市場が減速するなか、会場で見られたフェアやギャラリーの戦略をめぐる新たな動きをレポートする。

アート・バーゼルとUBSが共同で発表する年次調査「The Art Basel and UBS Global Art Market Report」の2026年版が公開。2025年、世界の美術品市場規模は596億ドル(約9兆4800億円)となり、日本市場は前年比1%減とやや減速した。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

第61回ヴェネチア・ビエンナーレでドイツ代表としての参加が予定されていたアーティスト、ヘンリケ・ナウマン(1984〜2026)が2月14日に逝去した。再利用された家具を用いたインスタレーションを通して、ポスト社会主義社会や極右思想、消費文化の交差点を鋭く読み解いてきたナウマン。本稿では、批評家アンドリュー・マークルによる追悼文と、東京藝術大学で行われたインタビューを通して、その思考と実践を振り返る。

渋谷区立松濤美術館で開催された「井上有一の書と戦後グラフィックデザイン1970s-1980s」展について、美術批評家・清水穣が評する。「書」というジャンルを超えた前衛美術の文脈で評価を受ける井上有一──彼の書を積極的に起用した戦後の日本のグラフィックデザインとの相関関係を考察する。

将来、国際的な活躍も期待される才能を顕彰する平面作品の全国公募展「FACE」。《天泣》と題する油彩画を出品し、第14回となる「FACE2026」でグランプリを受賞した吉田茉莉子に制作の原動力や今後の制作について話を聞いた。

京都・山崎のアサヒグループ大山崎山荘美術館が、2026年春に開館30周年を迎える。これを記念し、同館のコレクションにスポットを当てた2つの展覧会「山本爲三郎・河井寬次郎没後60年記念 共鳴 河井寬次郎×濱田庄司 ―山本爲三郎コレクションより」と「没後100年 クロード・モネ展」が開催される。

1985年創業のデザイン・コンサルティングファーム・GARDE(ギャルド)が、東京・南青山で「GARDE ART GALLERY」をリニューアルオープンさせた。

神奈川県横須賀市にあるカスヤの森現代美術館で、磯谷博史の個展「回復」が開催される。

岐阜市の岐阜県美術館で、アフリカに関わる現代美術を中心に、両地域のダイナミックな交流の足跡をたどる企画展「―モンスーンに吹かれたように― 大移動と交流のアフリカ‐アジアの現代美術」が開催される。会期は3月13日〜6月14日。

「メタル」展、VMO×飴屋法水「GUN」、そして三上晴子没後10年追悼展「MIKAMI MEME 2025│三上晴子と創造のミーム」。3つの展覧会に共通するメタルとメタ・メタルをめぐる連鎖とは──美術批評家・椹木野衣が、金属をめぐる「じゆうとほう」について考察する。

スターバックス コーヒー ジャパンは東京・谷中に、ギャラリーを併設した店舗「スターバックス カフェ & アートギャラリー 谷中御殿坂」を3月28日にオープンさせる。

これまで様々なアートプロジェクトに取り組んできた総合不動産会社・東京建物が、新たな企画を始動させている。企業やブランドなど多様なプレーヤーとのコラボレーションにより、アートと社会の接点をつくる「Arthouse Project」だ。2025年に実施された第1弾の様子や今後の方向性を、プロジェクトチームの大澤四季、岡蒼透、第1弾企画でプロデューサーを務めたAny合同会社の田中雅人が語る。

第2回
渋谷から原宿へと拠点を移した、アートとデジタルテクノロジーによる創造拠点「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」。その2025年度アーティスト・フェローを務める藤嶋咲子は、ゲームを媒介に都市に生きる人々に寄り添うプロジェクト「コエノクエスト —都市に残されたセーブデータ」を進めている。藤嶋の実践は都市に何をもたらすのか。美学者でありゲーム研究者でもある吉田寛(東京大学大学院美学芸術学研究室教授)との対談で迫る。

加賀市の山中温泉の老舗旅館「花紫」と連携した現代美術ギャラリー「YAMADART」が、3月7日、石川県金沢市にオープンした。こけら落としは、ニューヨークを拠点に活動するアーティスト・更谷源による個展「TAMA」。会期は4月19日まで。会場をレポートする。

東京・原宿の商業施設「原宿クエスト」に新たなカルチャースポット「THE HALL」と「THE TUNNEL」が誕生する。オープンを記念し、YOSHIROTTENによるインスタレーション展「Quiet Underground: Energy, Sound and Time」が3月14日~29日に開催される。

トレイシー・エミンの大回顧展「トレイシー・エミン:ア・セカンド・ライフ」が2月27日、ロンドンのテート・モダンで開幕した。赤裸々な自伝的作品で知られる彼女がトラウマや重い病気を乗り越えて現在に至った姿を、過去の作品から新作までを通して改めて見つめる本展をレポートする。

ジャンルを問わず各地の展覧会へ足を運び、わかりやすくアート情報を発信するアート・インフルエンサー「もえの美術館巡り」。独自の視点で日々の鑑賞体験をまとめた彼女の「美術館ノート」がいま、注目を集めている。「綺麗なノートを目指さない」という自由なスタンスから生まれるその習慣には、どのようなこだわりが詰まっているのか。ノートのつくり方や活用法を通して、「もえの美術館巡り」流の新しいアートの楽しみ方について話を聞いた。