
霧の中の三者。椹木野衣評 池田一憲、本田健二人展「霧のふるさと」
東京・恵比寿のMEMで開催された池田一憲、本田健による二人展「霧のふるさと」を美術批評家・椹木野衣がレビューする。本展はふたりの長年の交友関係から企画されたものだが、このふたりをつなぐ人物として作家・殿敷侃の存在があるという。展覧会の意図、そして三者のつながりとはどのようなものか。三者にとっての「霧のふるさと」はどこにあるのか。それぞれの経歴や技法、哲学を紐解きながら考察する。

東京・恵比寿のMEMで開催された池田一憲、本田健による二人展「霧のふるさと」を美術批評家・椹木野衣がレビューする。本展はふたりの長年の交友関係から企画されたものだが、このふたりをつなぐ人物として作家・殿敷侃の存在があるという。展覧会の意図、そして三者のつながりとはどのようなものか。三者にとっての「霧のふるさと」はどこにあるのか。それぞれの経歴や技法、哲学を紐解きながら考察する。

第44回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年7月号の「チェンライ」では、タイ最北端に位置するチェンライ県のチェンライとチェンセーンの2都市をメインに開催された「タイランド・ビエンナーレ」を取り上げる。発表された作品やイベントなどのアクティビティから、「オープン・ワールド」のテーマはどのように体現されたのか。金井美樹が論じる。

今年2月、ニューヨークのジャパン・ソサエティー(JS)ギャラリーに新たなディレクターとして就任したミシェル・バンブリング博士。これまで米国で日本の伝統文化や近現代の視覚芸術、建築、デザインなどを紹介し、国際交流において重要な役割を担ってきた同ギャラリーをどうリードしていくのか、今年5月に来日したバンブリング氏にインタビューを行った。

仏菩薩など信仰の対象となる主尊に付き従う尊格「眷属」。これにフォーカスした展覧会が、京都の龍谷ミュージアムで開催される。

ルイ・ヴィトンが、5人のアーティストたちとコラボレーションした新たなコレクション「LV Art Silk Squares アート・シルク スクエア」を発表した。

東京国立博物館に、新たな親子向けのスペース「あそびば☺とーはく!」が11月8日~12月8日の期間限定で登場する。子供たちが博物館で楽しみながら学ぶ機会を提供し、保護者には快適な休息空間を提供することを目指す。

葛飾北斎が手がけた植物画を集めた特別展「北斎の植物図鑑」が、小布施の北斎館で開催される。桜や菊、朝顔など四季折々の植物を繊細な筆致と独自の視点で描いた作品を存分に楽しめる展覧会となる。会期は9月4日〜11月10日。

東京の二子玉川ライズ スタジオ & ホールで、個展「鈴木康広展 ただ今、発見しています。」を開催中の鈴木康広。身の周りに存在する何気ないものごとに注目し、小さな気づきを独自の視点でとらえなおし作品を制作してきた鈴木に、本展にかける思いや、これまでの活動について話を聞いた。

2025年3月に学習院大学に新たな大学博物館「霞会館記念学習院ミュージアム」が誕生する。リニューアルを記念し特別展「華族文化 美の玉手箱 芸術と伝統文化のパトロネージュ」も開催。

アーティスト・田名網敬一が8月9日、88歳で逝去した。

8月20日の「ニンテンドーミュージアム Direct」で、「ニンテンドーミュージアム」の一部が公開された。ミュージアムのオープンは10月2日となる。

静岡県立美術館が、敷地内にあるアートとみどりの散歩道「彫刻プロムナード」の再生を目指すクラウドファンディングに挑戦している。目標金額は1000万円。実施期間は10月30日まで。

思文閣銀座の展覧会シリーズ「Ginza Curator's Room」の第9回として、德山拓一によるキュレーション展「形が影に従い、音が響に応じる」が開催される。会期は9月2日〜14日。

第43回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年7月号の「シャルジャ」では、シャルジャ芸術財団が主催する国際会議「March Meeting 2024」の様子と、同財団によって開催された5つの展覧会を島田浩太朗が取り上げる。この国際会議や展覧会からは、国際的なネットワーク構築への意欲が伝わってくる。

塚田優(評論家)と南島興(横浜美術館・学芸員)による、批評の現在地を探る共同企画「シリーズ:美術批評を読む」。第2回は

寺田倉庫株式会社は、美術品保管サービス「TERRADA ART STORAGE 京都」を8月19日にオープン。寺田倉庫にとって関西初の美術品保管庫だ。

第42回
雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年7月号の「ベルリン」では、フンボルト・フォーラムで開催された「戦利品としての芸術:10の物語」展と、ギャラリーKOWで開催されたサンティアゴ・シエラ「人気のある体操の運動」展を紹介する。ドイツにおける脱植民地化の認識は、他の欧米諸国と比較してどのようなものか。その認識のもと、アートシーンが訴えるものは何か。河内秀子が論じる。

菅原道真を祀る太宰府天満宮の重要文化財「御本殿」。その124年ぶりの大改修のため、建築家・藤本壮介が手がけたのが3年間限定の「仮殿」だ。大きな存在感を放つ仮殿に込められた思いとは?

文化庁が千葉と大阪で行う、音楽とアートの融合を図るプロジェクト「MUSIC LOVES ART 2024 - MICUSRAT (マイクスラット) -」。ここでは大阪会場のハイライトをお届けする。会期は8月25日まで。

文化庁が千葉と大阪で行う、音楽とアートの融合を図るプロジェクト「MUSIC LOVES ART 2024 - MICUSRAT (マイクスラット) -」。ここでは千葉・海浜幕張周辺で開催中の千葉会場をレポートする。会期は8月25日まで。