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第41回

WORLD REPORT「ロンドン」:イギリスにおけるフェミニズムとアートの関係 20年間の変容と軌跡をたどる

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年7月号の「ロンドン」では、イギリス初の全国女性解放会議(1970)から20年のあいだに起きた、フェミニズムをめぐるアートの動向に焦点を当てる「反乱を起こす女たち! イギリスにおけるアートとアクティヴィズム 1970〜1990」展を取り上げる。フェミニズムを牽引してきた当時のアーティストたちが、イギリス文化に与えた影響とはどのようなものか。橘匡子が考察する。

SERIES / WORLD REPORT

ニューヨークで輝くアジア系女性ギャラリスト。イヴ・ヤン インタビュー

2016年、ボストンに設立されたYveYANGギャラリー。翌年、同ギャラリーはボストンからニューヨークに移転し、現在は世界中の新進および中堅アーティストの紹介に尽くしている。ギャラリーの創設者であり、ニューヨークで活躍するアジア系女性のギャラリストとしても注目されているイヴ・ヤンにギャラリーを設立するに至った経緯やニューヨークでの活動、国際的なアーティストへの関心とサポートなどについてインタビューを行った。

INTERVIEW

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第40回

WORLD REPORT「ニューヨーク」:多様性の時代を超えて、「不協和音」のビエンナーレが奏でる新たな希望

雑誌『美術手帖』の「WORLD REPORT」では、世界の各都市のアートシーンや話題の展覧会をリポート。2024年7月号の「ニューヨーク」では、ホイットニー美術館で開催された「ホイットニー・ビエンナーレ2024:イーブン・ベター・ザン・ザ・リアル・シング」を紹介する。近年のAIの隆盛やトランスジェンダーが抱える問題の実態をめぐって、「何がリアルなのか」を問う本ビエンナーレ。みずからのルーツやアイデンティティを独自の視点から掘り下げるアーティストたちを國上直子がレポートする。

SERIES / WORLD REPORT

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設立100年を超えるスミソニアン国立アジア美術館。チェイス・ロビンソン館長が語る国際協力とアジア美術の新時代

ワシントンD.C.に位置し、アジア美術とアジア系米国人の芸術と文化を紹介する重要な拠点であるスミソニアン国立アジア美術館。2018年12月より館長を務めるチェイス・ロビンソン氏の指導のもと、同館は多くの新たな取り組みを行い、来館者数の増加やコレクションの拡充、国際的な協力関係の構築に成功している。本インタビューでは、ロビンソン館長のビジョンや美術館の今後の方向性、そしてアジア美術に対する米国内の理解の変化などについて深掘りしていく。

INTERVIEW

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街を一変。草間彌生のロンドン初のパブリック・アートが登場

8月7日、ロンドンのリバプール・ストリート駅に草間彌生の巨大な彫刻がお目見えした。力強い作品によって、周辺の風景ががらりと変わった。また緑あふれるケンジントン・ガーデンズでは《南瓜》の展示もスタート。この夏、草間作品がロンドンのパブリックアートを牽引している。

NEWS / REPORT

第15回光州ビエンナーレ、日本パビリオンに向けて高まる期待

アジアを代表する国際展として、2年に1度、韓国・光州で開催される「光州ビエンナーレ」。初回から30周年を迎える今年の第15回光州ビエンナーレに福岡市が「日本パビリオン」として参加するのを前に、FaN/福岡市主催による第15回光州ビエンナーレ・日本パビリオンのシンポジウムを開催。日本パビリオンのキュレーター・山本浩貴をモデレーターとして、第15回光州ビエンナーレのディレクターを務めるニコラ・ブリオー、光州ビエンナーレ財団のチェ・ドゥス、そして作家の内海昭子と山内光枝が参加した。

INSIGHT / PROMOTION

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トライベッカはいかにして新たなギャラリー集積地になったのか? ブームの裏側を探る

これまでチェルシーを中心に栄えてきたニューヨークのギャラリーシーンは、近年その勢力図が変わりつつある。高騰する家賃や商業化が進むなか、ギャラリーは新たな拠点を求め、ダウンタウンのトライベッカが注目を集めている。本記事では、トライベッカへの移転の背景やその魅力、さらに今後のアートシーンに与える影響について探る。

INSIGHT

中谷芙二子と高谷史郎が霧の彫刻でコラボレーション。9月より姫路市立美術館の庭園で展開

「霧のアーティスト」として知られる中谷芙二子が姫路市立美術館の庭園で12月1日まで展開している「《白い風景―原初の地球》霧の彫刻 #47769 SeriesII」。本作と 「ダムタイプ」のメンバー・高谷史郎とのコラボレーションが9月6日の夜間よりスタートする。一般公開に先立って行われた作品発表をレポートする。

NEWS / REPORT

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バンクシーの新作群を追う

グラフィティアーティストのバンクシーが、8月5日からロンドン市内で毎日1作品ずつを披露し続けて大きな話題となっている。それらが描かれる場所は市内全域に渡っており、高級住宅街からインダストリアルなエリアまで様々だ。果たして今回はどのような意図が秘められているのか。この間登場した作品を時系列で追う。

NEWS / REPORT

大阪中之島美術館で「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」が開催へ

大阪中之島美術館で、スイスを代表するグラフィックデザイナー、タイポグラファーであるヨゼフ・ミューラー=ブロックマンと、そのパートナーであり日本人芸術家の吉川静子の活動の軌跡をたどる大回顧展「Space In-Between:吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン」が開催される。

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