
新型コロナウイルスの拡大で中国美術館が相次ぎ休館。アート・バーゼル香港の開催に懸念
2019年12月末より、中国湖北省武漢市を中心に拡大している新型コロナウイルスによる肺炎。その影響を受け、中国国内の美術館が続々と休館の声明を発表した。3月17日の開催を予定しているアジア最大級のアートフェア「アート・バーゼル香港」の開催も懸念される。
2019年12月末より、中国湖北省武漢市を中心に拡大している新型コロナウイルスによる肺炎。その影響を受け、中国国内の美術館が続々と休館の声明を発表した。3月17日の開催を予定しているアジア最大級のアートフェア「アート・バーゼル香港」の開催も懸念される。
大正ロマンを象徴する詩人画家・竹久夢二の生誕135年・没85年を記念する展覧会「生誕 135 年 竹久夢二展 ―幻想の美 秘められた謎―」が、3月4日より髙島屋の京都・横浜・大阪・日本橋会場にて順次開催される(2020年3月6日追記:開催情報に変更あり)。
東京・⾺喰町にオープンしたギャラリーBAF STUDIO TOKYOで、初の企画展「NEWEN(ニューン)」が1月25日より開催される。これまで交わることのなかった3人の女性アーティスト、山崎由紀子、wimp、添田奈那、による展覧会で、それぞれの代表作と新作を展示する。
京都市京セラ美術館の改修で注目を集める建築家・青木淳。その青木が新たに手がけたルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋が、2月1日にオープンする。
森英恵は日本ファッション界の草分けとして活動し、半世紀にわたってオートクチュールや映画・舞台の衣装、ユニフォームを手がけてきた。その手仕事の作品を通して足跡をたどる展覧会「森英恵 世界にはばたく蝶」が、水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催される。会期は2月22日~5月6日。
公共空間に木材を張り巡らせた大胆なインスタレーションで知られるアーティスト・川俣正。その作品が、銀座にある「SHISEIDO THE STORE」に登場した。
ケイト・ブランシェットが13の役を演じ、13のシーンごとに異なるマニフェスト(宣言)を語る映画『マニフェスト』。そのDVDが、1月31日に発売される。
星や結晶、波などをモチーフとするドローイングを主としたインスタレーション作品を多く手がけるブラジル拠点のアーティスト、サンドラ・シント。その個展「コズミック・ガーデン」が、銀座メゾンエルメス フォーラムで開催される。会期は2月11日〜5月10日。
人間の知覚を問うインスタレーション作品のほか、環境問題についてのリサーチやプロジェクトで知られるアーティスト、オラファー・エリアソン。日本では10年ぶりとなる大規模な個展「ときに川は橋となる」が、東京都現代美術館で開催される。会期は3月14日〜6月14日(会期変更あり)。
「北欧のフェルメール」と称されているデンマークを代表する画家、ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864〜1916)。その画業と、同時代のデンマーク絵画を紹介する展覧会「ハマスホイとデンマーク絵画」が、1月21日に上野の東京都美術館で開幕した。本展の見どころを、レポートで紹介する(本展は新型コロナウイルスによる臨時休館に影響で閉幕)。
日本を代表する写真家・奈良原一高が1月19日、心不全のため死去した。享年88。奇しくも奈良原の展覧会が都内では同時に開催されている最中だった。
東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTで、情報学研究者のドミニク・チェンがディレクターを務める「トランスレーションズ展 ―『わかりあえなさ』をわかりあおう」が開催される。「翻訳」の射程を押し広げることを試みる本展には、伊藤亜沙、永田康祐、長谷川愛、やんツーなどアーティストや研究者が参加する。会期は5月29日〜9月22日(新型コロナウイルスの影響により変更予定)。
モノクローム写真の巨匠、マイケル・ケンナが新刊『BEYOND ARCHITECTURE』を発表。今回、同書の刊行を記念したケンナの個展が、東京・乃木坂のギャラリー・アートアンリミテッドで開催される。本展の開幕に際して、ケンナのサイン会も行われるのであわせてチェックしたい。会期は2月1日〜3月19日。
日本を代表する建築家・隈研吾。その個展が、東京国立近代美術館で開催されることがわかった。会期は7月17日〜10月25日。
1970年に日本で初めて開催された日本万国博覧会(大阪万博)から50年となる2020年。当時のレガシーを一堂に展示するとともに、現代アーティストたちが大阪万博をアップデートする企画展「大阪万博50周年記念展覧会」が、天王洲アイルのT-ART HALLなどで開催される。会期は2月15日~24日。
新潟市美術館が所蔵する草間彌生の作品全85点を一挙に公開する「草間彌生+アメリカに渡ったアーティストたち」展が開催される。本展では草間作品のほか、同時代にニューヨークを拠点に活動したアーティストの作品も紹介。会期は2020年2月8日〜4月12日。
高山明/Port Bによる企画展「模型都市東京」が、東京・天王洲の建築倉庫ミュージアムで開催される。本展では、都市のインフラ・構成要素を「模型」としてとらえ、現在の東京のリアルな姿を浮かび上がらせることを試みる。会期は2月8日〜5月31日。
今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。
没後400年以上を経て、いまもなお愛され続けるイギリスの文豪ウィリアム・シェイクスピア。そのシェイクスピアが故郷で過ごした最期の3年間に焦点を当てる映画『シェイクスピアの庭』が、2020年3月6日よりBunkamura ル・シネマほか全国順次公開される。父として、夫として、失われた時間を取り戻していくシェイクスピアと、その家族の再生を描いた本作に注目が集まる。
「あいちトリエンナーレ2019」の一企画だった「表現の不自由展・その後」が、台湾の台北当代芸術館で今年4月に開催されることがわかった。あいトリで争点となった《平和の少女像》も展示されるという。