割り箸2万本のインスタレーション。川俣正が「SHISEIDO THE STORE」のファサードを変える
公共空間に木材を張り巡らせた大胆なインスタレーションで知られるアーティスト・川俣正。その作品が、銀座にある「SHISEIDO THE STORE」に登場した。
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銀座の中央通りに面する「SHISEIDO THE STORE」。このファサードに、川俣正によるインスタレーションが展示されている。
川俣正は1953年北海道生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科卒業後、同大大学院博士課程満期退学。公共空間に材木を張り巡らせるなど大規模なものが多く、制作プロセスそのものも含めて作品とするのが特徴だ。
今回、川俣が作品を手がけたのは、SHISEIDO THE STOREのエントランスとウィンドウ。《箸コンストラクション》と題された本作は、割り箸約2万4000本を用いたもの。
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本作について、川俣は次のようにコメントしている。「無数の木片からなるインスタレーションは異質なものとして、見慣れた銀座の風景に入り込み、コミュニケーションを誘発する。そして、都市の多様なありようや変化と関わりながら街の文化や歴史、あるいは人々の記憶の精神の在り方までをも包括して、新たな可能性の萌芽を促す」。
なお、SHISEIDO THE STOREでは今年、アートマネージメントディレクターの辛美沙がウィンドウギャラリーのディレクションを資生堂とともに行う。今後のラインナップにも注目したい。
![](https://bt.imgix.net/magazine/21211/content/1579586991605_7e910e525fed29e9f82066238d0bc911.jpg?auto=format&fm=jpg&w=1920&h=1080&fit=max&v=0)