
人間国宝・中川衛の精緻な仕事を堪能する。パナソニック汐留美術館で見るひとりの金工作家の制作と伝承
パナソニック汐留美術館で重要無形文化財「彫金」保持者(人間国宝)・中川衛の仕事を紹介する「中川 衛 美しき金工とデザイン」展がスタートした。本展の見どころをレポートする。

パナソニック汐留美術館で重要無形文化財「彫金」保持者(人間国宝)・中川衛の仕事を紹介する「中川 衛 美しき金工とデザイン」展がスタートした。本展の見どころをレポートする。

ルース・S・ガネットが文を、義母のルース・C・ガネットが挿絵を手がけた、世界的に有名な物語シリーズ「エルマーのぼうけん」。その原画や資料を、物語の世界観を表現した空間とともに紹介する「エルマーのぼうけん」展が東京・立川のPLAY! MUSEUMでスタートした。

今週開幕する/した展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

人間と「マテリアル」の関係性を「地球」という広大な文脈から読み解くことで、そのつながりを再発見することを試みる企画展「Material, or 」が東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTでスタートした。会期は11月5日まで。

フランスが誇る印象派など19世紀美術を収集・展示するオルセー美術館が、姉妹館のオランジュリー美術館と合同で、新たな方向性と事業に関する3ヶ年計画を発表。世界からの来場者を魅了し続けるために進める3つの大改装とは?

「人間を超越した『何か』」と表現者との関係性を軸に展開する、グループ展「顕神の夢—霊性の表現者 超越的なもののおとずれ」が足利市立美術館で開催中だ。放浪の仏師である円空から萬鉄五郎や村山槐多、宮沢賢治、草間彌生に横尾忠則に中園孔二まで、圧巻の見応えの展示は8月17日まで。

シャネルは2023年7月から3年間にわたり、香港の巨大ミュージアム「M+」(エムプラス)のメジャーパートナーになることを発表した。

さいたま市を舞台に、3年に一度開催される芸術「さいたま国際芸術祭」。その3回目となる「さいたま国際芸術祭2023」の詳細が発表された。ディレクターは現代アートチームの目[mè]。

アニメーションにおける残像表現に着目することで、表現の新次元を切り拓くアニメーター・アーティストの米澤柊。その初の大規模個展「Shu Yonezawa Solo Exhibition “Happy Birth”」が東京・渋谷のPARCO MUSEUM TOKYOで開催される。会期は7月14日〜24日。

国立新美術館3階の講堂/研修室にて、アニメーション上映イベント「イントゥ・アニメーション8」が開催される。会期は8月4日〜8月7日。

東京・お台場の各所を舞台とした芸術祭「ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2023〜CIRCULATION〜」が開催。会期は9月15日〜24日。

中国国内の主要な博物館・研究機関が所蔵する文物のなかからシルクロードにまつわる名宝や遺品を紹介する展覧会「世界遺産 大シルクロード展」が東京富士美術館で開催される。会期は9月16日~12月10日。

平和の尊さを国内外に呼びかけるポスターを制作し、広く発信するJAGDAの「ヒロシマ・アピールズ」キャンペーン。その2023年版として、中村至男によるポスター《Index Finger》が完成した。広島市への贈呈にあわせて、東京と広島でポスターの展示・販売も実施される。

東京・六本木の国立新美術館2階にあるカフェが、期間限定で「ウェッジウッドカフェ」となる。期間は「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」と同じく7月12日~10月2日。

テートのコレクションから「光」をテーマに厳選された約120点の作品を紹介する展覧会「テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ」が国立新美術館で始まった。その見どころをテートの担当キュレーターの言葉とともに紹介する。

デイヴィッド・ホックニーによる版画作品に特化したオークションが、9月20日にフィリップス・ロンドンで開催される。10代の作品から象徴的なプールの作品、iPadを使った近年の作品などが出品される。

前澤友作が会長を務める現代芸術振興財団が、前澤のコレクションであるラファエル・バーダの10作品を国内で初めて展示する展覧会「Raffael Bader: Walk in Sizzling Air」を開催。会期は8月25日~9月22日。

メディア・アーティストであり絵本作家の岩井俊雄が総合ディレクションを務めるプログラム「メディアアート・スタディーズ2023:眼と遊ぶ」が、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]でスタートした。会期は8月20日まで。

クリエイションギャラリーG8で最終展示「THE ENDING ’23」が8月1日〜9月2日の会期で開催される。同ギャラリーは本展をもって38年間のギャラリー活動に幕を下ろす。

「ポスト印象派」の芸術作品の世界を、最新テクノロジーで描く没入体験型ミュージアム「Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POST-IMPRESSIONISM」が東京・日本橋の日本橋三井ホールで開催中だ。