前澤友作コレクションから出品。ラファエル・バーダの国内初個展が開催

前澤友作が会長を務める現代芸術振興財団が、前澤のコレクションであるラファエル・バーダの10作品を国内で初めて展示する展覧会「Raffael Bader: Walk in Sizzling Air」を開催。会期は8月25日~9月22日。

ラファエル・バーダ IN THE END THE BUSH BURNS DOWN III 2022 Oil on canvas 90×75cm Yusaku Maezawa Collection, Chiba Japan © 2023 Raffael Bader

 前澤友作が設立し会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団が、コレクション展「Raffael Bader: Walk in Sizzling Air」を開催する。本展はラファエル・バーダが日本で初めて開催する個展となる。会期は8月25日~9月22日。

 バーダは1987年生まれ。2019年にライプツィヒ視覚芸術アカデミー(ドイツ)を卒業後、同都市を拠点として活動してきた。これまで、ドイツ、英国、スイス、米国、日本を含む世界各国で展覧会に参加してきた。

ラファエル・バーダ © 2023 Matthias Jun Wilhelm

 バーダの絵画作品は、おもに風景をその作品の特徴としている。緊張感に満ちたつながりを持つ世界を考察し、周囲のあらゆる自然物や要素、そしてその一部としての人間からなる自然を追求しつつ、内面の葛藤に向き合う作品を創造してきた。

 バーダは通常、自身が「ノート」と呼ぶ小さなドローイングから新しい絵画を始めるという。キャンバスに油絵具とオイルペンシルを使用して絵画を制作し、オイルペンシルなどを組み合わせることで、様々な質感をつくり出している。

 バーダの作品は、2022年に前澤友作のコレクションに加わった。本展では、コレクションから絵画作品約10点を国内初公開する。

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