
山種美術館で堪能する、巨匠たちの富士と桜
富士山がユネスコの世界文化遺産に登録された2013年から今年で10年。この節目を記念し、東京・広尾の山種美術館が特別展「富士と桜」を開催中だ(所蔵先表記のない作品はすべて山種美術館所蔵)。
富士山がユネスコの世界文化遺産に登録された2013年から今年で10年。この節目を記念し、東京・広尾の山種美術館が特別展「富士と桜」を開催中だ(所蔵先表記のない作品はすべて山種美術館所蔵)。
アムステルダム国立美術館で、史上最大規模のフェルメール展が開催中だ。あっという間に45万枚もの入場券が売り切れたため、開館時間を23時まで延長してチケットを再発売したが、あまりの人気にチケット販売のサイトがダウンする騒ぎとなっている。チケットを手に入れることができた幸運な人は、展覧会前にちょっと足を伸ばして、フェルメールの軌跡をたどる旅に出てみてはいかがだろうか。
東京・渋谷を舞台に、ARやVRの総称であるXR(クロスリアリティ)技術を用いた作品を各所で展示する展覧会「AUGMENTED SITUATION D」が開催されている。会期は3月21日まで。
アーティスト、ナン・ゴールディンが世界的な美術館群のスポンサーである大富豪サックラー家を相手取って起こした抗議運動。姉の死とエイズのエピデミック、そしてオピオイド危機……抗議運動の展開に創作の軌跡を絡め、ゴールディンという一人の人間を描き切るドキュメンタリー映画「All the Beauty and the Bloodshed」。ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞、アカデミー賞長編ドキュメンタリーノミネート作品が、“因縁の地”ベルリンで公開された。
現代社会において「人間こそがなしうるもの」をあらためて問う特別展「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」が京都市京セラ美術館でスタートした。会期は6月4日まで。
長野・軽井沢にある軽井沢安東美術館で、企画展「藤田嗣治 猫と少女の部屋」が開催中。安東泰志と恵の夫妻のコレクションの原点となった「猫」と「少女」を描いた絵画40点以上を見ることができる。
京都を代表する禅寺のひとつである東福寺。そこにその絵仏師・明兆(みんちょう)による《五百羅漢図》の修復完成を記念し、寺宝をまとめて紹介する初の特別展「東福寺」が東京国立博物館で始まった。会期は5月7日まで。
千葉・佐倉市の国立歴史民俗博物館に収蔵されている、考古資料、文書・典籍、美術工芸品などの歴史資料を記録した江戸後期編纂の『聆涛閣集古帖』。この図譜集に記録された古器物が「いまどうなっているのか」という観点で、その原品や複製・模造品等を集めて立体的に展示する「いにしえが、好きっ!-近世好古図録の文化誌-」が始まった。会場の様子をレポートする。
BMWが東京・原宿に、自動車を展示するとともにアーティストやクリエイターによるコラボレーションやワークショップを実施する「FREUDE by BMW」をオープン。第1弾となるポップアップ・エキシビション「FREUDE by BMW - CONNECTED THROGH TIME」もスタートした。
ショッピングモールの文化的意義を考察する展覧会「モールの想像力-ショッピングモールはユートピアだ」が、髙島屋史料館 TOKYOで開幕した。会期は8月27日まで。
社会に深く影響を与えるデザインを「The Original」と定義し、トレンドに流されることのないその魅力と影響力をひも解き、見つめ直す企画展「The Original」が東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTでスタートした。会期は6月25日まで。
北欧の暮らしにおける美しいデザインの数々から、その思想を「織田コレクション」を中心に垣間見ることができる「日本橋高島屋開店90年記念『ていねいに美しく暮らす 北欧デザイン展』」が東京・日本橋でスタートした。「織田コレクション」を所有する北海道東川町のデザインミュージアム設立の動きにも注目だ。
ルーヴル美術館の膨大なコレクションから「愛」をテーマにした73点の絵画を紹介する「ルーヴル美術館展 愛を描く」が国立新美術館で始まった。本展の見どころをレポートする。
山梨県立美術館で、新たな企画シリーズとなる「LABONCHI(ラボンチ)」の第1弾となるたかくらかずきの個展「メカリアル」が始まった。リアルとバーチャルの両面で展開する本展の様子をお届けする。
2023年2月10日よりオランダのアムステルダム国立美術館で開催されている史上最大規模のフェルメール展。ここに《真珠の耳飾りの少女》を出品しているマウリッツハイス美術館が、その「不在」を大胆な展示へと変えた。
第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館展示で発表されたダムタイプの新作《2022》が、《2022: remap》として再構築されアーティゾン美術館で公開されている。
幕末の浮世絵師・歌川国芳の門下でともに腕を磨き、浮世絵衰退の時代に奮闘した2人の絵師、落合芳幾と月岡芳年。そのライバル対決を描いた展覧会「芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」が東京・丸の内の三菱一号館美術館でスタートした。
豊田市美術館で巡回なしのユニークな企画展「ねこの細道」が開幕を迎えた。このタイトルが示すものとは?(本稿ではすべて「ねこ」と表記する)
千葉・木更津にある農、食、アート、自然などを楽しむことができる施設「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」。本施設に展示されているアート作品や、今年2月にオープンした「地中図書館」を紹介する。
身体に介入するゆらぎの感覚を通じて、知覚探究を試みる4人のアーティストによるグループ展「Interference(インターフェアレンス)」が、銀座メゾンエルメス フォーラムで始まった。本展の見どころをレポートする。