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「アンドリュー・ワイエス展」(豊田市美術館)開幕レポート。「境界」の向こうでかすむ孤独と独立のアメリカ

愛知県豊田市の豊田市美術館で、アンドリュー・ワイエスの回顧展「アンドリュー・ワイエス展」が開幕した。会期は9月23日まで。会場の様子をレポートする。

文・撮影=安原真広(編集部)

《乗船の一行》(1982)パネルにテンペラ 70.5×50.8cm。ワイエス作品で顕在化している「不在」を象徴する1枚

 愛知県豊田市の豊田市美術館で、アメリカの具象絵画を代表する画家、アンドリュー・ワイエスの回顧展「アンドリュー・ワイエス展」が東京都美術館より巡回するかたちで開幕した。会期は9月23日まで。担当は同館館長の高橋秀治。

 ワイエスは1917年、米・ペンシルヴェニア州生まれ。挿絵画家の父から教育を受け、故郷のチャッズ・フォードとメイン州の限られた風景や知人を生涯の主題とした。水彩、テンペラ、ドライブッシュなどによる表現による静謐で孤独を孕んだリアリズムを確立し、アメリカの国民的画家とされている。

第3章「オルソン・ハウス」の展示室、ワイエスが長年モチーフにしたメイン州の邸宅「オルソン・ハウス」の模型が展示されている

 本展は約100点のワイエス作品を5章構成で展示することにより、その画業の全貌に迫るものだ。

編集部

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