「川内理香子 LOVE, Wild Grape, Tiger, heart」(大田区立龍子記念館)開幕レポート。絵画のなかに線と身体の交歓を見る

東京・大森の大田区立龍子記念館で、高橋龍太郎コレクション連携企画「川端龍子プラスワン」の前期展「川内理香子 LOVE, Wild Grape, Tiger, heart」が開幕した。会期は11月8日まで。会場の様子をレポートする。

文・撮影=安原真広(編集部)

左から川内理香子《The tiger jumps over a dancing pretzel》(2024)キャンバスに油彩 181.8×227.3cm、川端龍子《秋縁》(1947)紙本彩色・額 249.0×146.5cm、 川内理香子《limb limb》(2018)パネルに針金、アクリルボックス 140×110×15cm

 東京・大森の大田区立龍子記念館で、高橋龍太郎コレクション連携企画「川端龍子プラスワン」の前期展「川内理香子 LOVE, Wild Grape, Tiger, heart」が開幕した。会期は11月8日まで。担当は同館学芸員の木村拓也と青木愛未。

 龍子記念館では2021年以降、アートコレクターとして知られる精神科医・高橋龍太郎のコレクションと連携した展覧会企画を行ってきた。今回の「川端龍子プラスワン」は高橋のコレクションと日本画家・川端龍子(1885〜1966)の作品をともに紹介することで、龍子の作品をとらえ直そうという試みだ。

川内理香子《heart》(2018)キャンバスに油彩 36×26.5cm

 龍子記念館では2021年以降、高橋龍太郎コレクションとのコラボレーション企画を継続してきた。今回は前期に川内理香子、後期に近藤亜樹を迎え、それぞれの作品と龍子の作品との対話を通じて、まもなく没後60年を迎える龍子の表現を再解釈する。

 川内理香子は1990年東京生まれ。2015年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業、2017年同大学大学院美術学部絵画学科油画専攻修了。食や神話を起点に身体、生命、他者性といったテーマを表現してきた。

編集部