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彫刻の森美術館で草間彌生の石彫作品が展示開始。屋内では白いバルーンのインスタレーションも

神奈川県箱根町の彫刻の森美術館に、草間彌生《われは南瓜》(2013)が新収蔵。4月19日より屋外展示場での展示を開始する。

文・撮影=安原真広(編集部)

彫刻の森美術館に新たに展示された草間彌生《われは南瓜》(2013)。周囲には青と黄色のタイルにより水玉が表現された ©YAYOI KUSAMA, Coutesy of Ota Fine Arts

 神奈川県箱根町の彫刻の森美術館に、草間彌生《われは南瓜》(2013)が新収蔵。4月19日より屋外展示場の一角に修景を含めて展示するとともに、屋内施設「キトキ」にバルーンよる巨大な「南瓜」のインスタレーションが登場する。同館は草間作品を初収蔵、また草間の石彫としては国内で唯一鑑賞できるものとなる。

草間彌生《われは南瓜》(2013)。周囲の植栽も本作に合わせて整備され、育ってくると作品が植物に囲まれるようになる予定だ ©YAYOI KUSAMA, Coutesy of Ota Fine Arts

作品に合わせて展示環境を新たに設計

 《われは南瓜》は「丸の内ストリートギャラリー」で2025年まで展示されていたもの。展示場所は彫刻の森美術館の奥にある「The Haknoe Open-Air Museum  Café」の隣で、作品の周囲には新たにカラフルなモザイクタイルを敷設。石本来の自然な形状を活かしながら車いすなどに配慮した、360度から作品を鑑賞できる空間が完成した。

草間彌生《われは南瓜》(2013)。彫刻の穴の向こう側に箱根の新緑が映える ©YAYOI KUSAMA, Coutesy of Ota Fine Arts
作品の周囲ではタイルの形状を活かしながら青と黄色の水玉を表現 ©YAYOI KUSAMA, Coutesy of Ota Fine Arts

 本作は草間の「愛はとこしえ(永遠)」というメッセージが込められたもの。草間にとって初めての石彫作品であり、やわらかく磨かれた御影石に、「南瓜」を想起させる穴が空いている。丸の内ストリートギャラリーに設置される際、本作のコンセプトについて草間は次のように語っている。

 「愛は永遠であるということを私たちは叫んで、そして貧しいことそれから辛いこと、それからまた、闘いのものすごさ、そういったものを皆、自分たちは、精神的に淘汰して、そしていつかは天国にのぼっていく階段をのぼって、その上でもって私たちは永久に変わることのない、嫋やかな(たおやかな)静かな世界で、ゆっくりと眠って、人生を振り返りたい。それが私の皆さんに対するメッセージ」(プレスリリースより)。

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