静岡県立美術館で「開館40周年記念展 静岡県立美術館をひらく 7つの扉」が開催される。会期は4月25日~6月21日。
同館は、県議会100年事業の一環として1986年に設立。「風景の美術館」をうたい、日本・西洋の風景画を中心に2900点を超えるコレクションを築き、多彩な展覧会を開催してきた。開館40周年を記念する本展では、狩野探幽、伊藤若冲、ポール・ゴーギャン、川村清雄、草間彌生をはじめ、コレクションから厳選した作品を手がかりに、美術の世界の広がりを探求する内容となる。
本展は7つの展示室が会場。同館館長の木下直之と学芸員5名よる共同キュレーションで構成される。
第1室「美術館とは何だろう」では、中世・江戸・明治の絵馬を中心に、神仏画なども紹介され、美術館とはそもそもどのような存在なのかについて考えさせる内容となる。また名古屋城下の様々な行事を記録した尾張藩士・猿猴庵(えんこうあん、本名:高力種信[こうりきたねのぶ])による作品なども、「猿猴庵が案内する美術館以前の世界」コーナーで紹介される予定だ。

第2室「絵画のかたち、油絵の居場所」では、油絵の「かたち」に着目する。油絵は額縁におさめるもの、という考えは、明治以降に築かれた。本展示室では、「油絵には額縁」という近代絵画においては当然とされている考えについて再考するきっかけをつくり出す。

第3室「風景をあつめる」では、ポール・ゴーギャンなどの作品が紹介され、「風景画」について紐解く内容となる。風景画は、人が眺めた世界のすがたを、持ち運べる板やキャンバスに描くことで誕生し、住居や公共空間に飾られてきた。風景画を収集し研究してきたこれまでの歴史で、同館はどのような成果を蓄積したのだろうか。

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