ソウルで「ART OnO 2026」が開幕。独自の試みを続ける新進アートフェアの現在地【2/3ページ】

新しい試みを求める若いコレクターとの出会い

 フィンランドのMakasiini Contemporaryは、本来ビデオ等のタイムベースド・メディアに強みを持つが、今回は平面作品を中心に紹介 。また、ラトビアの首都リガとソウルに拠点を置くLazy Mikeは、ロシア周辺国の現代美術をテキスタイルや彫刻など多様なメディアで提示した。

Makasiini Contemporaryブースの様子
Lazy Mikeブースの様子

 ドイツのGalerie Zinkは3回連続の参加となる。オーナーのミヒャエル・ツィンクは、本フェアに「新しい試みを求める若いコレクター」が集まる点に言及。会場では奈良美智の初期作から若手作家までを幅広く扱っている。ミヒャエルは、ここで出会ったコレクターと毎年顔をあわせ、継続的な関係を築いていく機会は、同ギャラリーにおいて極めて貴重なものだと語る。

Galerie Zinkブースの様子

 日本からはAISHOMISAKO&ROSENが参加。MISAKO&ROSENはアメリカのバーモント州を拠点とするアーティストのウィル・ローガンを単独紹介し、本フェア限定のタブロイド紙と写真のエディションも販売 。また、Gana Artは日本人アーティスト、川内理香子を個展形式で構成し、全6点の作品を展示している。なおソウルにある同ギャラリーでは、同時期に川内の個展が開催されている。

MISAKO&ROSENブースより、ウィル・ローガンのタブロイド紙と写真のエディション
Gana Artブースの様子