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川内理香子

Rikako Kawauchi

Photo by Ujin Matsuo

 川内理香子は1990年東京都生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻を卒業後、同大学の大学院を修了。現在東京を拠点に活動。「身体」という根源的なテーマを原点に、生々しい身体的行為のひとつである「食」や「セックス」などが持つ肉体的・心理的な相互関係や、コミュニケーションのなかで見え隠れする自己や他者の曖昧な関係性などを作品のモチーフとして制作。ドローイングやペインティングだけでなく、針金や樹脂、ゴムチューブ、ネオン管など硬質なメディアを駆使する。

 多摩美術大学在学時より、「第1回CAF ART AWARD 2014」やマネックス証券主催の公募展「ART IN THE OFFICE 2014」、資生堂が若手アーティストを支援する公募展「第9回shiseido art egg」(2015)で賞を受賞。

 近年の個展に、「Tiger Tiger, burning bright」(WAITINGROOM、東京、2018)、「human wears human / bloom wears bloom」(鎌倉画廊、神奈川、2018)、「Something held and brushed」(東京妙案ギャラリー、2017)など。国内外のアートフェアにも参加するなど発表の場を広げている。