また同館では、2015〜23年にかけて開催された企画展「工藝を我らに」から、作品を選りすぐって再構築した「工藝を我らにセレクション 2026 -美しく暮らす、四季のしつらえ-」展(3月12日~6月27日)も同時開催される。「工藝を我らに」は、現在「美術品」として日常の場から遠ざかってしまった工藝品を、改めて生活のなかに取り戻すための試みだ。美しく暮らすための提案を長年行ってきた同社ならではの企画となっている。本展では、収蔵する工藝品や様々な道具類などを取り合わせながら、正月から大晦日までの行事や室礼を再現するとともに、生活のなかでの工藝品の用い方や楽しみ方を提案している。


開館から40年、工芸を中心に据えながら、様々な文化発信を行ってきた同館。本展はそのコレクションを同地で見ることができる最後の機会であり、また、この資産が今後どのように守られ活用されていくのかを考えるうえでの試金石となる展覧会だ。



















