閉館する資生堂アートハウスの最終展「小村雪岱 -江戸を夢見る-」展が開催。コレクションの名品を選りすぐる「工藝を我らにセレクション」も

今年6月の閉館が決まっている静岡・掛川市の資生堂アートハウスで、小村雪岱の作品展「小村雪岱 -江戸を夢見る-」が開催される。また、コレクションの名品を選りすぐる「工藝を我らにセレクション」も同時開催。会期は3月12日〜6月27日。

小村雪岱 灯影 1940 ※展示期間 3月12日~ 5月2日

 今年6月に閉館する静岡・掛川市の資生堂アートハウスで、大正から昭和初期にかけて幅広く活躍した美術家・小村雪岱(こむら・せったい)の作品展「小村雪岱 -江戸を夢見る-」が開催される。会期は3月12日〜6月27日。

資生堂アートハウス

 小村雪岱(1887〜1940)は1887年埼玉・川越市生まれ。本名は安並泰助。東京美術学校(現・東京藝術大学)日本画選科にて下村観山らに師事し、卒業後は伝統絵画の研究や模写に従事する。泉鏡花の小説『日本橋』の装幀で脚光を浴び、日本画や挿絵、舞台美術など多彩なジャンルで才能を発揮した。1918年から1923年にかけては資生堂意匠部にも在籍。現在も同社で使われている「資生堂書体」の基礎をつくったひとりとしても知られ、資生堂のデザイン文化に深い足跡を残している。

小村雪岱 青柳 1941頃 ※展示期間 3月12日~ 5月2日
小村雪岱 おせん 傘 1937 ※展示期間 5月7日~ 6月27日

 本展では、雪岱の代名詞とも言える挿絵原画をはじめ、版画、装幀本、舞台装置の下図、そして資生堂時代の貴重な作品など、約140点を展示。江戸の風俗や抒情を独自のモノクロームの世界で描き出した雪岱の画業の全貌を紹介する。

小村雪岱 おせん 庭先 1937 ※展示期間 5月7日~ 6月27日

編集部

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