第7章で紹介されるジャスパー・ジョーンズは、アメリカ国旗をモチーフにした《旗》をエンコースティック(蝋画)などで表現した作品が有名である。皆が「既に知っているもの」をモチーフとした作品を多数制作し、当たり前にそこにある記号的なものを、アートの文脈に持ってきた場合どう作用するのかについて考える。本展では星条旗、標的など、ジョーンズの代表的なモチーフを含む版画作品が展⽰されている。

その後、既出の4名のアーティストに続くかたちで、さらに4名のアーティストの作品が展覧される。
東京・新宿にあるパブリック・アート《LOVE》で有名なロバート・インディアナ(1928〜2018)は第8章でその作品が紹介されているが、当初クリスマスカードとしてデザインした「LOVE」の文字を組み合わせた作品は、1960年代に誕生している。




















