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特別展「ポップ・アート 時代を変えた4⼈」(山梨県立美術館)開幕レポート。1960年代を生き抜いたアーティストたち【4/6ページ】

 第5章は「アンディ・ウォーホル」。1962年に連作《キャンベル・スープ》を制作し、⼤量⽣産と反復をテーマにした作品が⼤反響を呼んだ。本展では、マリリン・モンローの連作などを中⼼に、ウォーホルの代表的なイメージが並ぶ。

第5章「アンディ・ウォーホル」の展示風景より

 第6章では「ロバート・ラウシェンバーグ」が紹介される。⾝の回りのものを作品に取り込む《コンバイン》連作や、使い込んだ寝具に絵の具などを加えた《ベッド》で知られるラウシェンバーグは、振付師マース・カニンガムの舞踏団の⾐装や舞台美術を制作するなど、コラボレーションも多く行っている。

 1984年には芸術を通して国際的な相互理解を図る「ラウシェンバーグ海外文化交流(ROCI)」を立ち上げ、日本を含め世界10ヶ国11ヶ所を巡るプロジェクトを展開。本展では1991年にワシントン・ナショナル・ギャラリーで開催された、同プログラムのフィナーレとなる展覧会ポスターが展示されている。

第6章「ロバート・ラウシェンバーグ」の展示風景より

編集部