博物館資料の「処分」は必要なのか──「廃棄」の文言が突きつける、博物館の選択と責任
博物館資料は誰のもので、誰がその行方を決めるのか。文化庁「博物館の設置及び運営上の望ましい基準」改正案に盛り込まれた「廃棄」という一語が、いま博物館の根幹を揺さぶっている。収蔵庫の逼迫、制度の空白、社会的説明責任──こうした論点をめぐって、1月に法政大学で博物館資料に関するシンポジウム「博物館の持続可能なコレクション管理 ―選択と責任の新たな枠組み―」が開かれた。そこでの発表を通して、資料を「廃棄するか否か」を超えた、博物館と社会の関係そのものを問い直してみたい。





















