「TOKYO ART BOOK FAIR 2024」(東京都現代美術館)レポート。ユニークな進化を続けるアートブックの世界観をのぞく【4/4ページ】

 TABF協賛企業によるスペシャルブースも、ユニークなアプローチを行っている。例えば、ライフスタイルビューティーブランド「THREE」は、篠崎恵美が主催するクリエイティブスタジオ「edenworks」とコラボ。自社の精油に用いられている植物や花を可視化したペーパーアートが展示されている。

会場風景より、「THREE」ブース。ペーパーアートのクオリティはもちろん、アロマの爽やかな香りが会場を包み込んでおり、リラックスしながら会場を散策することができた

 展示販売のほかにも、会期中にはトークショーやワークショップ、サイン会、ライブパフォーマンス、地域連動企画「ネイバーズ」など多様なプログラムが展開。アートブックの現在地と可能性を探求するプラットフォームとして様々な取り組みが行われている。

会場風景より、「資生堂」ブース。1924年創刊の『資生堂月報』から数えて100周年を迎える『花椿』と、同号に参加した写真家による作品展示も実施されている
会場風景より、「BEAMS CULTUART」ブース。グラフィックデザイナー・八木幣二郎とのコラボレーションポスターが無料配布されている

 なお、会場には子供向けの絵本やワークショップ、そして託児所(要予約)としての機能もあわせ持つ「PLAYGROUND」が登場。大人から子供まで誰もが楽しむことができる「TOKYO ART BOOK FAIR 2024」、この4日間の会期をぜひお見逃しなく。

会場風景より、「PLAYGROUND」

編集部

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