東京・新宿のSOMPO美術館で、「開館50周年記念 山口華楊展」が開幕した。会期は8月30日まで。担当は、同館学芸員の古舘遼。
山口華楊(1899〜1984)は、長きにわたり京都画壇を牽引してきた日本画家だ。京都の友禅職人の家に生まれ、画家・西村五雲(1877〜1938)に入門。その後、五雲の勧めもあり、1916年に京都市立絵画専門学校に入学する。主に動物を主題とした作品で頭角を現し、同年には文展に初入選を果たした。五雲亡き後の38年には、画塾・研究団体である晨鳥社(しんちょうしゃ)を再興。44年には海軍省派遣画家としてビルマ方面に従軍した。戦後は日展を主な発表の場とし、81年に文化勲章を受章。その翌年には、パリのチェルヌスキ美術館で個展が開催され、「偉大なる現代の動物画家」と評された。

本展は、同館が収蔵する華楊の代表作《葉桜》《猿》《幻化》の3点を中心として、初期から晩年までの画業を通覧するものとなる。担当学芸員の古舘は、本展の開幕に際して次のようにコメントを寄せた。「京都画壇を70年にわたって率いてきた華楊の作品が、東京でこれほどまとまって見られるのはじつに27年ぶり。華楊は動物画家としても評されているが、本展の出展作品に登場する動物を数えたところ221であった。巡回なしの展覧会のため、ぜひ足を運んでいただきたい」。



































