韓国を代表する最大規模の国際アートフェア「Korea International Art Fair SEOUL(通称:Kiaf SEOUL)」が、今年もソウルの大型展示場・COEXを舞台に開幕する。会期は9月2日〜9月6日。今回も通例通り「フリーズ・ソウル」と同時開催となる。

第25回という節目を迎える今回は、クリエイティブ・ディレクターにクホ・ジュン(Kuho Jung)を迎え、テーマに「共存(Coexistence)」を掲げる。世界18の国と地域から175のギャラリーが集結し、人工知能やデジタル革新が日常生活を再構築する現代において、人類とテクノロジーの進化する関係性や、新たな共存のかたちを探求する。
美術史を彩る巨匠と、現代アートの最前線
今年の大きな見どころは美術史に名を刻む巨匠たちの作品だ。オブスクラ(Obscura)はソル・ルウィット(1928〜2007)の《Irregular Grid》(1999)を披露し、イェソン・ギャラリー(Yeasung Gallery)は今年、韓国国立現代美術館(MMCA)での大規模個展も話題となったダミアン・ハースト(1965〜)の限定版画《For the Love of God》(2012)を出展する。





ほかにも、アート・オブ・ザ・ワールド・ギャラリー(Art of the World Gallery)によるマルク・シャガール(1887〜1985)のテンペラ画をはじめ、キース・ヘリング(1958〜90)《Growing 2(Littmann p.90) 》(1988)(SH Gallery)、デイヴィッド・ホックニー(1937〜2026)(Galerie Pici)などの巨匠が手掛けた名作の数々が並ぶ。




国際的な評価を確立した作家たちの作品も
また、韓国の近現代美術を牽引し、国際的な評価を確立した作家たちの作品も充実している。ウェルサイドギャラリー(Wellside Gallery)からは李禹煥(リ・ウファン)(1936〜)の「Wind」シリーズをはじめ、単色画(ダンセクファ)の中心人物である朴栖甫(パク・ソボ)(1931〜2023)による《Ecriture No. 950815》(1995)らの作品が登場。ピョ・ギャラリー(PYO Gallery)は抽象的な水滴の絵画で知られる金昌烈(キム・チャンヨル)(1929〜2021)の《SA98042(SH97026)》(1998)、Cメイ・ギャラリー(CMay Gallery)は、インターネット黎明期に制作されたナム・ジュン・パイク(1932〜2006)の《Internet Dweller wol.five.ydpb》(1994)を展示する。


現代美術の第一線で活躍する作家たちの参加も多数予定されている。国際的に注目を集めるコラクリット・アルナーノンチャイ(国際ギャラリー)や、KAWS(オペラギャラリー)、アンドレ・ブッツァー(ニーノ・ミエ・ギャラリー)、塩沢かれん(ホワイトストーンギャラリー)など、多様な文化や表現を横断する作家による作品群が会場を彩る。
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