2025年のTokyo Gendai、9月に開催へ

これまで7月に開催されてきたアートフェア「Tokyo Gendai」が、次回は9月に開催されることを発表した。

Tokyo Gendai 2024の会場風景

 7月7日に閉幕した第2回のTokyo Gendaiが、次回の会期を発表した。2025年9月12日〜14日に開催される予定だ。

 これまでの2回は7月開催だった同フェア。7月の猛暑に来場者や出展者からも不満の声は少なくない。また、7月は海外のアート関係者が多忙を極める6月中旬のスイスのアート・バーゼルに続く会期であり、欧米のギャラリーやコレクターにとって夏休みにあたる。そのため、海外出参加者にはハードルとなっていた。

 Tokyo Gendaiはプレスリリースで、「欧米のギャラリーやコレクターにとって参加が難しい時期であったという声」を受け、第3回の開催時期を9月の第2週に変更したとしている。これまで9月の第1週に開催されてきたフリーズ・ソウルの立て続けでの開催となる。

 ロンドンのフリーズ・ロンドン&マスターズとパリのアート・バーゼル・パリも1週間違いの会期で開催されてきた。それにより、コレクターが両フェアに連続して参加することが多い。毎年のフリーズ・ソウルには欧米からの訪問者が多いため、それと開催時期を合わせることで、次回のTokyo Gendaiには海外からより多くの来場者が訪れることが期待できるだろう。

 Tokyo Gendaiゼネラル・マネージャーの小島レイリは、「新しい開催時期に向けて、引き続き政府の皆様とともにより多くのギャラリー、コレクター、国際的なアートコミュニティを歓迎し、日本がアートの国際発信拠点かつアート・文化デスティネーションとしてさらなる成長を遂げるための一翼を担っていく」とコメントしている。

 なお、10月末から11月初旬にかけて、京都ではアートフェア「Art Collaboration Kyoto」、東京ではアート・バーゼルがサポートする「アートウィーク東京」も連続して開催される。多彩なイベントが満喫できる「芸術の秋」を楽しみにしたい。

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