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アーティストが主体となり参加するアートフェア。別府を舞台とする「Art Fair Beppu 2023」が開催

大分・別府市の混浴温泉世界実行委員会が、別府を舞台とするアートフェア「Art Fair Beppu 2023」を開催。ギャラリーではなくアーティストが主体となるフェアとなる。会期は9月23日~25日。

別府

 大分・別府市の混浴温泉世界実行委員会が、別府を舞台とするアートフェア「Art Fair Beppu 2023」を開催する。会期は2023年9月23日~25日。

 本アートフェアは、ギャラリー単位で参加する一般的なアートフェアの形式とは異なり、アーティストが主体的に参加するものとなる。約50組の出展者が集い、現代美術から工芸までの多様なアートの魅力を発信する。アーティストの作品や実現したいプロジェクトのプランの販売し、出品アーティストは原則会場に常駐するといった、アーティストと交流ができる場としても機能させるという。

別府港

 本アートフェアのメイン会場は「別府国際観光港 旧フェリーさんふらわあ乗り場」だ。瀬戸内海の西に位置する別府湾と、鶴見岳や扇山といった山並を眺めることができる港の旧ターミナルビル。1951年に重要港湾に指定され、かつては「フェリーさんふらわあ」をはじめ、定期フェリーや観光船が寄港する別府の玄関口として賑わった。2022年にその機能を隣接する新ターミナルビルへと移し、現在はフリーマーケットや骨董市、音楽祭などの会場として活用されている。

 また、別府市中心市街地に約 90 年前に建てられた別荘建築を活用した温泉旅館「山田別荘」や、戦後すぐに建てられた3棟 22 室からなる元下宿アパート「清島アパート」も会場となる。

別府国際観光港 旧フェリーさんふらわあ乗り場

 参加作家は、有馬晋平、諫山元貴、市村優奈、植田陽貴、䑵野湧、遠藤薫、岡本秀、尾竹隆一郎、オレクトロニカ、勝正光、桑原ひな乃、小宮太郎、衣 真一郎、柵瀨茉莉子、佐々木萌水、SIMON、下野薫子、新宅和音、ソン・ソグ、高梨麻梨香、津川奈菜、 東京ディスティニーランド、Tomohiro Hanada TORAJIRO、永井幸太朗、中﨑透、中田愛美里、中根唯、西村祐馬、長谷川絢、東智恵、平川楓子、福田周平、古川諒子、細川京佳、前田エマ、眞島竜男、三ツ谷麻野、村上キム、室井悠輔。ギャラリーはCAVE-AYUMIGALLERY(東京、出品予定アーティスト:Samuli Blatter)、 THE POOL(広島、出品予定アーティスト:上田良、亀川果野、福田惠)、ジャパンギャラリー(大分、出品予定アーティスト:中臣一)が参加する。

 また、国際的に活躍するアーティストとしてトム・フルーイン(作品展示)、西野達(作品展示)、島袋道浩(ツアー)の3名がそれぞれフェアに参加する予定だ。

 アートフェアのロゴ・デザインおよびキー・ビジュアル、空間デザインはクリエイティブ・ユニット「SPREAD」が担当。会場の特色を活かしながら、印象に残る空間をつくりだす。

 本フェアを主催する混浴温泉世界実行委員会は、別府を中心に現代芸術フェスティバル「混浴温泉世界」(2009〜2015)や「in BEPPU」(2016~2021) などの芸術文化振興事業を行ってきており、昨年からは新たに「Alternative-State」を開催している。

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