グルスキーやティルマンスら40人以上のアーティストが結束。ポスターで寄付募る「2020Solidarity 」をスタート

アンドレアス・グルスキーやヴォルフガング・ティルマンス、リュック・タイマンス、トーマス・ルフといった国際的に活躍するアーティスト約40名が、新型コロナウイルスで危機に陥る文化施設などを救済するためのキャンペーン「2020Solidarity 」をスタートさせた。

「2020Solidarity」より、アンドレアス・グルスキー《ohne Titel XVIII》(2015)

 アンドレアス・グルスキーやヴォルフガング・ティルマンス、リュック・タイマンス、クリストファー・ウールトーマス・ルフといった国際的に活躍するアーティストたちが、新型コロナウイルスに立ち向かうために結束した。

 ティルマンスら40名以上のアーティストは、「2020Solidarity」と題されたキャンペーンを通じて、それぞれ1枚ずつポスターをデザイン。これらのポスターを直接販売するのではなく、寄付を必要としている団体に無料で配布することで、クラウドファンディングやその他のキャンペーンの謝礼として使用することができる。

 「2020Solidarity」より、ヴォルフガング・ティルマンス《still life (Bühnenbild)》(2020)

 「2020Solidarity」は、2017年に設立されたアートやLGBTへの理解を促進する財団「Between Bridges」のプロジェクト。その目的は、新型コロナウイルスによって現在危機に直面している文化・音楽施設、コミュニティ・プロジェクト、インディペンデント・スペース、出版物を支援することだ。

 ポスターはすべて50ユーロ/ポンド/ドル分の寄付の謝礼として各ファンディングサイトに掲載され、サイズはすべてA2で統一。期間限定だがエディションの制限はない。

 「2020Solidarity」では、文化・社会セクターの団体や企業の参加も呼びかけている。

「2020Solidarity」より、リュック・タイマンス《Technicolor》(2012)
「2020Solidarity」より、クリストファー・ウール《untitled (wool poster between bridges)》(2020)
 「2020Solidarity」より、トーマス・ルフ《nudes kn30》(2006)

編集部

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