ルオー41点とモネ6点が大山崎山荘美術館で共演。開館30周年記念展が9月に同時開幕【2/2ページ】

《睡蓮》など6点を展示

 いっぽう、2026年のモネ没後100年にあわせて開催されている「クロード・モネ展」では、同館が所蔵するクロード・モネの作品全8点を、第1期と第2期に分けて6点ずつ公開。所蔵する8点すべてを一連の展覧会で紹介するのは10年ぶりだ。

クロード・モネ《エトルタの朝》(1883) アサヒグループ大山崎山荘美術館蔵

 9月19日からの第2期では、通期展示される《睡蓮》2点(ともに(1914-17))と《アイリス》(1914-17)、《日本風太鼓橋》(1918-24)に、《エトルタの朝》(1883)と別の《睡蓮》(1914-17)を加えた6点を展示。印象派の時代に描かれた海景から、ジヴェルニーの庭を題材とした晩年の作品まで、モネの画業の広がりを同館のコレクションからたどることができる。ルオー展の終了後は「開館30周年記念 萩尾望都展―欧州への憧憬」とともに公開される。

 モネ作品が展示されるのは、安藤忠雄が設計した半地下の展示室「地中の宝石箱」。築100年を超える本館「大山崎山荘」から通路を抜けた先に設けられた円形の空間で、周囲の庭園や自然環境と呼応しながら《睡蓮》を鑑賞できるよう設計されている。

 人間の苦悩と慈愛を厚い絵具に刻んだルオーと、光や水、植物の移ろいを追い続けたモネ。開館30周年を迎えた歴史的建築と安藤忠雄による展示空間を舞台に、異なる道を歩んだふたりのフランス近代絵画を同時に味わう機会となるだろう。

編集部

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