今週末に見たい展覧会ベスト14。「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。」から、空海、ナムジュン・パイクまで【2/5ページ】

今週開幕 

弘法大師生誕1250年記念 特別展「空海と真言の名宝」(東京国立博物館

 東京・上野の東京国立博物館で、弘法大師生誕1250年を記念した特別展「空海と真言の名宝」が開幕した。会期は9月6日まで。会場レポートはこちら

国宝《五智如来坐像》(9世紀) 撮影:編集部

 弘法大師空海(774~835)によって開かれた真言宗は、様々に分派した歴史を持つ。そのなかで中心的な役割を果たし、今日に続く「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」を支えているのが、真言宗各派総大本山会(各山会)所属の十八本山だ。この十八本山が揃って出展を行うのは、今回が初の試みとなる。

 2023年に迎えた空海の生誕1250年を記念した本展では、十八本山と関係寺院の貴重な名宝を一堂に展示。全88件の品々を通じ、空海と真言密教、そして弘法大師信仰の歴史と広がりを体感できる構成となっている。

会期:2026年7月14日〜9月6日 ※会期中一部作品の展示替えあり
会場:東京国立博物館 平成館
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル、9:00〜20:00)
開館時間:9:30〜17:00(金土〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし7月20日は開館)、7月21日
料金:一般 2300円 / 大学生 1300円 / 高校生 900円 ※中学生以下、障がい者とその介護者1名は無料。入館の際は要証明書提示

暗闇をくぐってみたら Part2 笹岡由梨子展「渦巻」(市原湖畔美術館

 千葉県市原市にある市原湖畔美術館は、今年の1〜4月の期間、改修工事に伴い完全休館していた。5〜9月までは部分的に開館し、作風の異なる2組のアーティストによる劇場型の連続個展を開催する。第1弾の竹内公太に続く第2弾は、笹岡由梨子(1988〜)による「暗闇をくぐってみたら Part2 笹岡由梨子展『渦巻』」。会期は7月18日〜9月23日。

メインビジュアル

 笹岡は、キャラクターや歌を軸に独自の物語空間を生み出すアーティストだ。本展では、同館に隣接する高滝湖のダム建設をめぐる「土地の記憶」を手がかりに、新作ビデオ・インスタレーションを発表する。ほかにも、笹岡が登壇するスペシャルトークのほか、このダム建設にまつわる「土地の記憶」を語るトークセッション「湖の底に、あった世界、ありえたかもしれない世界」も関連イベントとして実施される。

会期:2026年7月18日〜9月23日
会場:市原湖畔美術館
住所:千葉県市原市不入 75-1
電話番号:0436-98-1525 
開館時間:[月〜金]10:00〜17:00[土祝前日]9:30〜19:00[日祝]9:30〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで 
休館日:月(ただし祝日の場合は開館し、翌平日休館) 
料金:一般 800円 / 大高生・65 歳以上 600円 / 中学生以下無料・障がい者手帳をお持ちの方、または障害者手帳アプリ「ミライロID」提示とその介添者1名は無料

「ほぼ空:青木淳+リチャード・タトル」(東京オペラシティ アートギャラリー

 東京・初台の東京オペラシティアートギャラリーで、美術家のリチャード・タトル(1941〜)と建築家の青木淳(1956〜)による2人展「ほぼ空:青木淳+リチャード・タトル」が開催される。会期は7月18日〜9月23日。

「青木淳+リチャード・タトル 展覧会プラン」(2025) 写真提供:東京オペラシティ アートギャラリー

 本展は、タトルの美術作品と青木の建築が持つ、互いの領域を横断する親和性に着目して企画されるもの。「光」と「空気」という、いずれも世界を満たす要素に喩えられる両者のアプローチを重ね合わせ、開放的で愉快な空間を立ち上げるという。同ギャラリーの空間が持つ潜在力を、美術と建築の双方向から引き出すことが大きな見どころとなりそうだ。

会期:2026年7月18日〜9月23日
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
開館時間:11:00〜19:00 ※入場は18:30まで
休館日:月(ただし、7月20日、9月21日は開館)、7月21日、8月2(全館休館日)
料金:一般 1800円 / 大学・高校生 1100円 / 中学生以下無料