東京・外苑前のワタリウム美術館で、ビデオ・アートの先駆者であるナムジュン・パイクの没後20年を記念した大規模個展「ナムジュン・パイク|じゅげむ展」が開催。会期は2026年7月19日〜11月23日。

パイクは1932年ソウル生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業後、西ドイツへ渡りミュンヘン大学、フライブルク大学院で音楽史を学んだ。卒業後、ケルンの電子音楽スタジオに勤務、ジョン・ケージ(1912〜1992)と出会い、大きな影響を受け、作曲活動を行った。1961年より国際的な前衛芸術運動「フルクサス」の中心メンバーとなり、ジョージ・マチューナス(1931〜1978)やヨーゼフ・ボイス(1921〜1986)と交流。63年に世界初のビデオ・アートによる個展「音楽の展覧会──エレクトロニック・テレビジョン」(パルナス画廊、ヴッパータール、ドイツ)を開催し、ビデオ・アートの開拓者としての地位を確立した。ブラウン管やロボット、衛星生配信、レーザーなど、急速に発展するテクノロジーをいち早く表現に取り入れ、東洋思想とメディアを融合させた記念碑的作品を多数発表。1993年ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞受賞。98年京都賞受賞。2006年没。
パイクとワタリウム美術館の関係は深く、前身である「ギャルリー・ワタリ」の時代から、同館とは半世紀に及ぶ交流とともに、数々の記念碑的な作品をともに生み出してきた 。
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