東京・六本木の国立新美術館で「テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ」が開催される。会期は7月12日〜10月2日。
本展はロンドンを代表する美術館であるテートのコレクションから「光」をテーマに作品を厳選し、18世紀末から現代までの約200年間におよぶ期間の作品が来日するもの。
来日するのは異なる時代、異なる地域で制作された約120点。英国近代美術史に重要な足跡を残した「光の画家」、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーや、風景画の名手ジョン・コンスタブル、クロード・モネをはじめとする光を重視した印象派の画家などが見どころとなる。
また、モホイ=ナジ・ラースローの映像作品やバウハウスの写真家たちによる光を使った実験、さらにブリジット・ライリー、ジェームズ・タレル、オラファー・エリアソンといった現代美術家が表現してきた光にも目を向ける。
会場構成は各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなものになるという。絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、映像といった多様な作品を通じ、光をテーマに近代から現代にかけての美術の潮流や連関をひも解く展覧会が目指される。