今週末に見たい展覧会ベスト14。「オスジェメオス+バリー・マッギー」展から「SIDE CORE」展まで【4/7ページ】

「KAAT EXHIBITION 2025 大小島真木展 あなたの胞衣はどこに埋まっていますか?」(KAAT神奈川芸術劇場)

 《 胞衣 | Ena 》 (Size: 225×1149mm) 部分 ©︎2022 Maki Ohkojima Courtesy of Sezon Museum of Modern Art, Photo by Ken Kato

 神奈川・横浜にあるKAAT神奈川芸術劇場で、「KAAT EXHIBITION 2025大小島真木展 あなたの胞衣はどこに埋まっていますか?」が開催されている。会期は10月19日まで。

 「KAAT EXHIBITION」は、劇場空間と現代美術の融合による新しい表現を展開する同館の独自の企画シリーズだ。10回目となる今回は、東京を拠点に活動する大小島真木と辻陽介からなるアートユニット・大小島真木によるもの。

 展覧会タイトルに用いられている「胞衣(えな)」は、日本語の古語で、母体の胎児を包んでいる羊膜と胎盤を表す。本展では会場全体を巨大な胞衣に見立て、その内奥に「祈り」の場を立ち上げる。

会期:2025年9月21日~10月19日
会場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ・アトリウム
住所:神奈川県横浜市中区山下町28
電話番号:045-633-6500 
開館時間:11:00〜18:00 ※入場は閉場の30分前まで
休館日:火(ただし、9月23日は開場)
料金:一般1000円 / 神奈川県民割引(在住・在勤)900円 / 学生・65歳以上500円 / 高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名無料

「開館30周年記念 企画展 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」(千葉市美術館

展示風景より、「愛と平和が世界をつなぐー草間彌生」セクション

 今年開館30周年を迎える千葉市美術館で、同館の歴史を振り返りながら、そのコレクションに焦点を当てる企画展「開館30周年記念 未来/追想 千葉市美術館と現代美術」が開催されている。会期は10月19日まで。レポートはこちら

 同館は1995年に開館し、浮世絵など近世日本美術を含めた1万点を超えるコレクションを所蔵している。そのなかには、現代美術作品約1800点も含まれており、複数ジャンルにわたる充実したコレクションを築いている。

 本展では、同館のコレクションから国内外からも注目される具体美術協会、実験工房、中西夏之河原温草間彌生といった1950年代から90年代にかけての作品183点、62名(組)が紹介されている。

会期:2025年8月2日〜10月19日
会場:千葉市美術館
住所:千葉市中央区中央3-10-8
電話番号:043-221-2311
開館時間:10:00〜18:00(金・土〜20:00) ※入場は閉館の30分前まで
休館日:月(祝日の場合は翌火が閉室)
料金:一般1500円 / 大学生1000円 / 小・中・高校生・障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名まで無料