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ARTISTS

大小島真木

Maki Okojima

 大小島真木は1987年東京都生まれ。2009年に女子美術大学絵画学科洋画専攻を卒業、11年に同大学大学院修士課程を修了。「生きとし生けるものたちの世界」をテーマに絵画や壁画の制作を行い、複雑に絡み合う自然界の姿や、生命が無限に連鎖するさまを、壁、床、天井を使って縦横無尽に描く。描くことを通じて、動物や森、菌、鉱物などの視野を自身に内在化し、物語ることを追求している。17年、アニエス・ベー主宰による海洋生物保護を目的とした「タラ号 太平洋プロジェクト 2016-2018」のアーティスト・イン・レジデンスに参加。パリ・アクエリアムの展覧会「鯨の目」(フランス、 2019)では、タラ号に乗船した体験をもとに、広大な水族館の壁に6頭の鯨を描き上げた。地元・東久留米市のアートプロジェクトの一環として、南沢氷川神社に天井画《生きとし生けるものたちの饗宴》(2015)を奉納。また、多摩六都科学館のプラネタリウム全天88星座の原画を手がけた。主な受賞歴に、ワンダーウォール賞(2009)、福沢一郎賞(2011)、VOCA奨励賞(2014)がある。