特別展「古代DNA―日本人のきた道―」(国立科学博物館)

東京・上野の国立科学博物館で、特別展「古代DNA―日本人のきた道―」が開催される。
遺跡から発掘された古代の人々の骨に残るごく僅かなDNAを解読し、人類の足跡をたどる古代DNA研究。近年では技術の発展とともに飛躍的な進化を遂げ、ホモ・サピエンスの歩んできた道のりが従来想像されていたよりもはるかに複雑であったことがわかってきた。
本展は、日本各地の古人骨や考古資料、高精細の古人頭骨CG映像などによって、最新の研究で見えてきた遥かなる日本人のきた道と、集団の歴史が語る未来へのメッセージを伝えるものとなる。
会期:2025年3月15日~6月15日
会場:国立科学博物館
住所:東京都台東区上野公園7-20
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:00~17:00(土、4月27日~5月6日は〜19:00) ※常設展示は4月26日~5月6日は〜18:00、それ以外の期間、常設展示は〜17:00 ※入館は各閉館の30分前まで
休館日:月、5月7日(ただし3月31日、4月28日、5月5日、6月9日は開館)
観覧料:一般・大学生 2100円 / 小・中・高校生 600円 / 未就学児 無料
みんぱく創設50周年記念企画展「点と線の美学——アラビア書道の軌跡」(国立民族学博物館)

大阪・吹田の国立民族学博物館で、みんぱく創設50周年記念企画展「点と線の美学——アラビア書道の軌跡」が開催されている。会期は6月17日まで。
アラビア書道とは、アラビア文字を美しく書く手法を追求する芸術。10世紀のバグダードで体系化され、おもにイスラーム建築の装飾やクルアーン写本にもちいられてきた。アラビア書道に魅了された人々が、中東・イスラーム世界に限らず欧米や日本においても、1000年の伝統と向きあい作品制作に真摯に取り組んでいる。
本展では、コミュニケーションのデジタル化が進む今日において手で文字を書くことの社会的役割を探求するとともに、20~21世紀におけるアラビア書道の変容と再生の軌跡をたどる。アラビア書道の伝統と革新のダイナミズムを提示するとともに、美術としてのアラビア書道展示とは一線を画した包括的な企画となる。
会期:2025年3月13日~6月17日
会場:国立民族学博物館住所大阪府吹田市千里万博公園10-1
電話:06-6876-2151
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:水
観覧料:一般 580円 / 大学生 250円 / 高校生以下 無料