内藤礼「breath」(タカ・イシイギャラリー 六本木)
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昨年、東京国立博物館と銀座メゾンエルメス フォーラムで「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」を開催した内藤礼が、タカ・イシイギャラリー 六本木で新たな個展「breath」を開催する。会期は2月15日〜3月29日。
本展で発表されるのは《color beginning / breath》だ。同作は2020年、紙に絵具を置き「色彩(生)」が顕れた瞬間に心に沸き起こる純真な驚きと喜びの経験を契機とし、人間の無意識を見つめようとした《color beginning》から始まった平面作品。同作品群は2023年にMtK Contemporary Artで発表され、ミュンヘン州立版画素描館での展覧会へとつながっていった。
また「生まれておいで 生きておいで」では《color beginning / breath》へと発展し、縄文時代の土製品との出会いを通して、何億年もの間にこの世から旅立った幾多の生を投影する空間としての広がりを持ち始めた。本展で発表される《color beginning / breath》がどのような景色を見せてくれるのか、注目が集まる。
会期:2025年2月15日〜3月29日
会場:タカ・イシイギャラリー 六本木
住所:東京都港区六本木6-5-24
開館時間:12:00~19:00
休館日:日月祝
料金:無料
佐々木類個展「不在の記憶」(WALL_alternative)
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エイベックス・クリエイター・エージェンシーが運営するオルタナティヴ・スペース「WALL_alternative」で、佐々木類の個展「不在の記憶」が開催される。会期は2月14日〜3月8日。
佐々木は1984年高知県生まれ。北欧やアメリカを中心に滞在制作を行い、国内外の美術館で活躍している。最近の個展には、2023年にアメリカのポートランド日本庭園で開催された「Subtle Intimacy: Here and There」や、24年のアートコートギャラリーでの「雪の中の青」などがあり、ニューヨーク・タイムズ紙や日本経済新聞でも特集が組まれるなど、国際的に注目されている作家。また、その作品はラトビア国立美術館や金沢21世紀美術館など、多くの美術館に収蔵されている。
佐々木は、身近な自然や生活環境にインスピレーションを得て、その土地や場所に関連する記憶をガラスという素材に封じ込める。これまでに、金沢で採集した植物をモチーフにした「土地の記憶」シリーズや、「忘れじの庭」シリーズを発表しており、今回の個展では、さらに新たな試みとして、西麻布を中心とした地域で採集した植物を使用した作品を展示する。
会期:2025年2月14日〜3月8日
会場:WALL_alternative
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1F
開館時間:18:00〜24:00
休館日:日
料金:無料・予約不要 ※2月14日・15日の一部時間のみ事前申込が必要
「積丹温泉芸術祭」(岬の湯しゃこたん)
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北海道積丹町にある温泉施設「岬の湯しゃこたん」を舞台に、実験的な芸術祭として「積丹温泉芸術祭」が初開催される。会期は2月15日〜24日の10日間。
同芸術祭では、道内外の現代アーティストらを中心に招待し、岬の湯しゃこたん内外に作品が展示される。参加アーティストおよびクリエイターは、高橋喜代史、SUMA、Chim↑Pom from Smappa!Group、加藤翼、クスミエリカ、OBA、小町谷健彦、荒井純一ら。
また、岩内町の荒井記念美術館の協力でピカソによる作品3点を展示する「BARピカソ」も出現するという。
会期:2025年2月15日〜24日
会場:「岬の湯 しゃこたん」および周辺エリア
住所:北海道積丹郡積丹町野塚町