エイベックス・エンタテインメントのグループ会社、エイベックス・クリエイター・エージェンシーが、「WALL_alternative」を11月29日に東京・西麻布にオープン。現代美術を中心とした作品を展示・販売するアートギャラリーを軸に、カウンターバーを併設したスペースだ。
「WALL_alternative」は、アートを中心に様々なカルチャーの発信拠点として、多様な人が集まり有機的に交差することで、新しいムーヴメントが生まれる、特異性のある空間を目指したもの。空間設計は建築家・萬代基介が担当した。
オープニングでは大野修の個展「VERSE」と、グループ展「WALL SELECTION vol.1（東城信之介／前田紗希）」を同時開催する。会期は双方ともに11月29日〜12月16日。
「VERSE」は、大野がニューヨーク滞在中にたどり着いた、ブリコラージュの技法を用いて制作された「Chunk」シリーズの新作を発表。高さ180センチメートルの大型作品2点を含む12点を展示・販売する。
「WALL SELECTION」は、「WALL_alternative」が今後様々な場面で協働していきたいアーティストを選定し、複数作家によるグループ展を中心に不定期で開催するもの。「WALL SELECTION vol.1」では、東城信之介の新シリーズ作品と、前田紗希の120号の新作を中心に展示・販売を行う。
展覧会のほかにも「WALL_alternative」では、元六本木祥瑞のシェフである恩海洋平がバーマスターを務め、常時200本以上のナチュラルワインやオリジナルコーンビーフを使用したサンドイッチなどのスペシャルメニューを提供。さらに香りのアーティスト・和泉侃が、アート鑑賞／飲食を楽しむためのスペースコンディションにあわせた香りを演出するという。
