「瓦礫から命が生まれる〜パレスチナから＆パレスチナへ」美術展

　六本木ストライプスペース　Mフロア＋Bフロアで、「『瓦礫から命が生まれる〜パレスチナから＆パレスチナへ』美術展」（通称「瓦礫展」）が開催される。

　近年ガザの惨状を知り、パレスチナ問題への理解と共感の輪が広がっているいっぽうで、深い理解には至っていない。パレスチナに平和と正義を実現するためには政治的な解決のみならず、それをうながし支えるためにも、市民の視点からパレスチナ人を身近に感じ、彼らの生活と文化についてよりよく知ることが必要だろう。こうした考え方から、希望や夢、明るい未来を考えたい、表現したいという想いをもつアーチストたちによって、本展は生まれた。

　また本展覧会はパレスチナ連帯展でもあり、パレスチナ人アーティストと国内外のパレスチナに連帯するアーティストたち総勢30名以上が参加し、作品を展示している。キュレーターであるアルベルト・カラスコ（Alberto Carrasco）は、上智大学、立教大学、ICUなどで美術史を講じるメキシコ人であり、共同企画者で総責任者は、翻訳家でパレスチナ問題研究家の長沢美沙子が務める。