NANZUKAが7月開業の複合ビル「渋谷アクシュ」でパブリック・アートを展開。ジャン・ジュリアンによる水族館が登場

東京・渋谷2丁目に7月8日にオープンする「渋谷アクシュ」で、現代美術ギャラリーなどを運営するNANZUKAがパブリック・アートプロジェクト「NANZUKA PUBLIC」をスタートさせる。

会場イメージ

 東京・渋谷2丁目に7月8日にオープンする「渋谷アクシュ」。ここで現代美術ギャラリーなどを運営するNANZUKAが、パブリック・アートプロジェクト「NANZUKA PUBLIC」をスタート。また、アートバー「NANZUKA TAKEN」もオープンさせる。

 「NANZUKA PUBLIC」は、NANZUKAによる新たなキュラトリアル・プラットフォーム。アーティストとともに新たな大型作品を制作し、青山通りに面する渋谷アクシュの公開空地において屋外作品を展示する。年間に2、3回のペースで展示作品を入れ替え、アートを通じて公共空間におけるコミュニティーの形成・育成に一端を担う事を目的にするとしている。

 本企画の第1弾として、NANZUKAに所属するフランス人アーティスト、ジャン・ジュリアンによる水族館《The Tank(水槽)》が登場する。

 ジュリアンは1983年フランス生まれ。2008年にロンドンのセントラル・セントマーチンズを卒業、2010年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートにて修士号を取得した。イラストレーターとして様々なクライアントに作品を提供するとともに、ペインティング作品を制作してきた。

 今回の企画でジュリアンは、ブリタニー地方の海岸の町に育ったインスピレーションの源泉を提示。ここで、ジュリアンは、幼少期の記憶と空想を膨らませながら様々な魚や蟹やエビ、タコ、ウナギ、海藻に囲まれた生物の物語を紡ぐという。

 また、アートバー「NANZUKA TAKEN」も「渋谷アクシュ」の2階にオープンさせる。空山基の彫刻作品や田名網敬一の映像作品をはじめ、佃弘樹、HR.ギーガー、ハロシといったNANZUKAが取り扱うアーティストたちのオリジナル作品を店内に展示。さらに店内のソファやテーブルも、中村哲也や大平龍一がコミッションワークで制作したものが使用される。

編集部

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