2024.2.20

松田将英の個展「Laughism」が銀座 蔦屋書店で開催。「笑い泣き」絵文字が作品に

銀座 蔦屋書店が、店内アートスペース「FOAM CONTEMPORARY」でアーティスト・松田将英による個展「Laughism」を開催する。会期は2月20日~3月6日。

松田将英 The Big Flat Now 撮影=三宅英正(参考作品)
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 GINZA SIXにある銀座 蔦屋書店が、店内アートスペース「FOAM CONTEMPORARY」でアーティスト・松田将英による個展「Laughism」を開催する。会期は2月20日~3月6日。

 松田1986年生まれ。2010年からSNS上で匿名のアーティストとして活動を開始。近年の代表作に「The Laughing Man」シリーズがある。同作は、90年代に日本で発明された絵文字のなかから、過去10年間にもっとも使用された「笑い泣き」の絵文字をモチーフとしたもの。相反する感情を読み取ることができる絵文字には、発信者や受信者によって多様な解釈が生まれる。松田は複雑かつ汎用性が高いこの絵文字を、タイムレスな精神の象徴として位置付け、アート作品やプロジェクトに昇華してきた。「それは知っている:形が精神になるとき」(金沢21世紀美術館、2023)では巨大な笑い泣きのバルーンを展示室いっぱいに展開し、話題を集めた。

 本展では、「The Laughing Man」シリーズを中心に、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのもとで許可されたイメージを用いた絵文字のバルーン作品《The Big Flat Now》や、ヴィジュアルアーティスト・Kai Yoshizawaとのコラボレーションで、3DCGをもとに作成されたプリント作品《The Laughing Man》、キーホルダーなどが展示される。

松田将英 The Laughing Man